高信頼性大規模分散システムのための拡張性の高いファジー故障検出フレームワーク
Project/Area Number |
18049032
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
DEFAGO Xavier 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (70333557)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林原 尚浩 東京電機大学, 理工学部, 助手 (20397227)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Keywords | 大規模分散システム / 故障検出 / 高信頼性 / 耐故障性 / モニタリング |
Research Abstract |
本プロジェクトでは拡張性の高いファジー故障検出フレームワークの実現のために,既存のアドホックな実装とは異なり,故障検出器の形式的なモデルであるaccrual failure detectorsモデルに基づいた故障検出器を実装し,その性能評価,ネットワークトラフィックの変動への適応性に関して評価を行った.これによって,この故障検出器が,適切なパラメータのチューニングを行うことによって,高い精度で故障検出を行うことを確認した. 次に,トラフィック情報や故障検出器同士の協調動作を行うために,SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いた故障監視プロトコルと故障検出器用のMIB(Management Information Base)を実装し,評価を行った.SNMPを用いた故障監視プロトコルは,非常に軽量で,全ての設定をSNMPを用いて容易に行うことができ,ポータビリティに優れていることを実証した. さらに,故障検出器が検出した故障情報をシステム全体に伝搬するプロトコルを提案した.この故障情報伝搬プロトコルは,自律的に故障検出器同士が伝搬に必要なネットワークを構成し,故障検出器の傷害が起こった場合には,再構成を行うことができる. 故障検出器の応用事例として,提案した故障検出機構を用いたアノニマス・リーダ選択プロトコルを実装し,その評価を行った.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)