ポストユビキタス時代のためのレイヤフリー通信フレームワークに関する研究
Project/Area Number |
18049033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
渡辺 尚 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (90201201)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
萬代 雅希 静岡大学, 情報学部, 助手 (90377713)
峰野 博史 静岡大学, 情報学部, 助手 (40359740)
西垣 正勝 静岡大学, 創造科学技術大学院, 助教授 (20283335)
新谷 誠 静岡大学, 情報学部, 助教授 (70303526)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | センサーネット / アドホック / セキュリティ / メッシュネット |
Research Abstract |
本研究では, 課題1)大規模センサネットワークに対応するプロトコルの開発 課題2)高度アドホックメッシュネットワークに対応するプロトコルの開発 課題3)情報最適配置のための組み合わせ論アルゴリズムの基礎検討 を行った. 課題1については,大規模な情報流に対処可能な方式として複数シンクを用いた分配送信プロトコルDispersiveCastを開発した. この方式は,センサーノードから送信されるデータを複数のシンクに確率的に分配する.分配確率を決定する方法として,センサーノード単体で決定する方法と全センサーノードの情報を利用してシンクが決定して各センサーノードに指示を与える方法とを開発した. シミュレーションによる評価の結果,従来方法に比較して,ネットワーク寿命の延長がなされることが分かった. 課題2については,片方向リンクが存在するアドホックネットワークにおいて,干渉を避けるルートを構築するルーチング方式を開発した. この方法では,各ノードが受ける干渉量を測定し,干渉量が少ないルートを構築できる.干渉量に応じてルート構築を行う方法として,simple threshold方式,exponential方式等を開発した.典型的な従来方式との性能比較により,提案した方式がスループット向上等の効果があることを明らかにした. 課題3については,大量の情報を最適に配置するためのアルゴリズムとして,D-最適計画法を利用して,自然数の分割を用いた効率の良いアルゴリズムを提案した.本成果によって,グリッド計算のための予備検討が完了した.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)