Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Research Abstract |
代表研究者らは、単一細胞レベルでのマウス生殖細胞決定機構の解析を立ち上げ、始原生殖細胞(Primordial Germ Cells;PGCs)決定に際する分子生物学的変化を捉える基礎を築いた(Saitou M, et. al., Nature, 418, 293-300, 2002)。さらに、単一細胞から定量的かつ再現性良く発現遺伝子を増幅し、High density oligonucleotide microarrayにて解析可能とする系を確立(Kurimoto K, et. al., Nuc. Acids Res., 34, e42, 2006; Nature Protocols, 2,739-752, 2007)、この方法を用いて、生殖前駆細胞から、時系列に沿い、生殖細胞決定過程で起こる遺伝子発現動態(Kurimoto K, et. al., in revision)、また生殖系列決定に重要な役割を果たす遺伝子Blimpl(Ohinata Y, et. al., Nature, 436,207-213, 2005)及びPrdm14 (Yamaji M, et. al., submitted)欠損細胞での遺伝子発現の破綻を解析した。PGC形成過程に伴うBlimpl陽性細胞群の、複雑ではあるが非常に順序だったゲノムワイドな遺伝子発現動態の変遷、この過程に伴うBlimp1及びPrdm14を起点とする転写制御因子群の潜在的ネットワークが明らかとなりつつある(Kurimoto et al., in revision: Yamaji M, et. al., submitted)。本研究から得られた知見を基盤とし、生殖細胞系列の試験管内誘導、Blimp1及びPrdm14の生化学的機能解析を推進している。
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