Project/Area Number |
18053025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
古市 貞一 The Institute of Physical and Chemical Research, 分子神経形成研究チーム, チームリーダー (50219094)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥6,100,000 (Direct Cost: ¥6,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | Opalin / オリゴデンドロサイト / ミエリン / パラノードループ / 膜タンパク質 / 糖タンパク質 / シアル酸 |
Research Abstract |
Opalinは、中枢神経系ミエリン膜に特異的に発現するタイプ1膜貫通型の糖タンパク質で、哺乳類ゲノムにのみ存在する系統進化学上新しい遺伝子である。タンパク質は、成熟オリゴデンドロサイトのミエリン形成期に発現が上昇して、免疫ゴールド電顕解析では主にパラノード・ループとインナー・ループの膜に局在する。短いアミノ末端領域にある2つのアスパラギンAsn-6とAsn-12には、シアル酸を含有したN型グルカンが付加される。細胞表面に存在するシアル酸は、カルボキシル基(負電荷)によって水分子(正電荷)と相互作用することにより、細胞認識や細胞膜間の距離等に関与する事が知られている。従って、Opalinの機能を知る上でグルカンの構造と機能の解析は重要である。今年度は、Thr-14にシアル酸含有O型グルカンが付加されることを明らかにした。また、加齢とともにOpalinの分子量が増加し、その増加する主成分はシアル酸であることを示した。さらに、培養細胞に形質発現したOpalinが細胞辺縁部と細胞突起の突端部に局在し、一方、N-グルカンとO-グルカン付加部位の欠失変異体は細胞内分布が変化することから、シアル酸含有グルカンがOpalinの細胞内輸送あるいはOpalinを介した細胞膜間の認識に何らかの作用をもつことが示唆された。ノックアウトマウスの作製に成功しており、さらに詳細な解析によってOpa1in機能を明らかにできるものと期待している。
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