invivoイメージングによるトランスポートソーム生理機能の解析
Project/Area Number |
18059004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
三輪 佳宏 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (70263845)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | タンパク質 / シグナル伝達 / バイオテクノロジー / 薬理学 / 生理活性 |
Research Abstract |
本研究では、1)時間経過のイメージングが可能な新規プローブの開発、2)トランスポーター変異マウスとの交配によるdoxycycline体内動態への影響の検出、の2っのテーマを同時進行で進めている。 1)前年度開発したColor timerやKaedeを用いた新規プローブについて、今年度は実際の波長変化についての解析を進めた。その結果、必ずしも予想していたような速度での波長変化は見られず、細胞内でのプローブタンパク質の生合成から成熟、分解までを追跡できる数理モデルを構築し、それに実際のデ=タを当てはめながら、改めて評価しなおしてみることが必要であることが明らかとなった。そこで連立微分方程式をたてて、専門家との共同研究の中で一部の解を得ることができた。 2)前年度に測定したMDR1によるDOX輸送の結果について、絶対的な蛍光強度変化が小さく、定量的な解析が不正確になる問題点があった。そこで、今年度あらたにMDR1によって輸送される蛍光色素と輸送されない蛍光色素を見いだし、これらとの競合活性を見ることで、より定量的にかつ高感度に輸送活性を定量する実験系を開発することができた。この手法によって、再度dox輸送について解析してみたところ、残念ながらほとんど輸送活性は検出されなかった。このため、MDR1ノックアウトマウスへの投与実験は中止することとし、正常マウスでのより定量的な薬物動態イメージングを実施した。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)