新規トランスポートソームを形成して細胞容積調節能を発揮する蛋白質群の分子同定
Project/Area Number |
18059014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences (2007) Mie University (2006) |
Principal Investigator |
赤塚 結子 National Institute for Physiological Sciences, 細胞器官研究系, 特別協力研究員 (90321611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 泰伸 生理学研究所, 所長 (10025661)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 細胞容積調節 / VSOR / ABCF2 / アクチニン-4 / 調節性容積減少 |
Research Abstract |
細胞外及び細胞内の浸透圧変化に対応して自らの容積を一定に保とうとする働きは、動物細胞が生命を維持する上で必要不可欠な機能であるが、最近ではこの容積調節の破綻が細胞死につながることが明らかとなっており、細胞がいかに自らの容積をセンスし対応するかという点に注目が集まっている。細胞が一旦膨張した状態から元の体積に戻る調節性容積減少(regulatory volume decrease: RVD)の過程は、細胞内の蛋白質による情報伝達を介して、最終的には細胞内からのK^+Cl^-流出が駆動力となって細胞内の水が細胞外に流出することによって達成される。特にこの場合のCl^-の通り道であるチャネルは細胞の容積上昇を感知して開口するために容積感受性Cl^-チャネル(VSOR)と名づけられているが、最近では正常浸透圧下でアポトーシス誘導剤やH_2O_2によってVSORが活性化されることによって、細胞の持続性収縮が起こることが明らかとなり、容積調節だけでなくアポトーシスにも深く関わっていることがわかってきている。VSORの分子同定を目指す過程で、報告者は、VSORの調節蛋白質としてATP-binding cassette(ABC)蛋白質スーパーファミリーに属するABCF2を同定しているが、平成19年度はABCF2とその結合蛋白質であるアクチニン-4(アクチン結合蛋白質)の相互作用が低浸透圧刺激によって亢進することを、定量的な免疫沈降実験によって証明した(投稿準備中)。また、ABCF2結合蛋白質の検索の結果同定された分子を大量発現させた細胞のVSOR電流と細胞容積調節能を測定し、本蛋白質がVSORの抑制性の調節因子であることを見出した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)