Project/Area Number |
18310171
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Gender
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Research Institution | Otemae University |
Principal Investigator |
OKA Yoshiko Otemae University, 総合文化学部, 准教授 (50278769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MAKINO Hiroko 関東学院大学, 人間環境学部, 准教授 (50219309)
TAIRA Masayuki 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10171399)
KATSUURA Noriko 東京女子大学, 文理学部, 教授 (30185821)
USHIYAMA Yoshiyuki 信州大学, 教育学部, 教授 (60176659)
YOSHIDA Kazuhiko 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (40230726)
TAKAGI Hiroshi 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (30202146)
HARAGUCHI Shizuko 富山県立大学, 工学部, 教授 (40208666)
HARADA Masatoshi 関西大学, 文学部, 教授 (40278883)
OKAMURA Yoshiji 龍谷大学, 文学部, 准教授 (50340493)
MATUURA Norihiro 大手前大学, 総合文化学部, 准教授 (80319813)
KIRIHATA Ken 大手前大学, 非常勤講師 (80000363)
NISHIGUCHI Junko 相愛大学, 名誉教授 (80237685)
SOMADA Yoshio 大手前大学, 総合文化学部, 准教授 (20368442)
SATO Fumiko 仏教大学, 非常勤講師 (80411122)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
NISHIGUCHI Jyunko 相愛大学, 名誉教授 (80237685)
SOMADA Yoshio 大手前大学, 総合文化学部, 准教授 (20368442)
SATO Fumiko 仏教大学, 非常勤講師 (80411122)
KISHIMOTO Kaori 京都造形芸術大学, 非常勤講師 (40440903)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥17,930,000 (Direct Cost: ¥14,600,000、Indirect Cost: ¥3,330,000)
Fiscal Year 2008: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2007: ¥10,140,000 (Direct Cost: ¥7,800,000、Indirect Cost: ¥2,340,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Keywords | ジェンダー / 尼寺 / 宗教 / 女性 / 比丘尼御所 / 中宮寺 / 慈受院 / 霊鑑寺 / 尼僧 / 仏教 / 尼門跡 |
Research Abstract |
本研究は、古代から近代の日本の女性たちが宗教者あるいは信仰者として果たした社会的・文化的な役割を日本における尼寺調査と研究会活動を通じて明らかにし、諸外国の事例と比較して宗教とジェンダー研究に新展望ともたらすことを目的に、(1)京都・奈良の尼門跡寺院を中心にした尼寺の総合悉皆調査、(2)古代から近代にいたる日本女性と宗教の問題をテーマにした諸研究、(3)海外研究者を招聘しての調査研究および米国での国際シンポジウムを開催が主要な活動であった。尼寺調査は1999年度からの継続活動だが、当該期間中に7回の調査を実施し、霊鑑寺3370件、中宮寺4358件、慈受院4318件、道明寺320件の調査データを目録化した。その結果、近世・近代の尼寺研究の基礎資料を学界に提示することができた。本研究に参加した研究者は古代から近代にいたる日本女性と宗教の問題をテーマに研究を深化させ、加えて2007年11月には、米国ハーバード大学において、ライシャワー日本研究所と共催で"BEYOND BUDDHOLOOGUY : NEW DIRECTION IN THE STUDY OF BUDDHISM "WOMEN AND THE HISTORY OF JAPANESE BUDDHISM"を開催し、11名が発表した。その内容は、日本仏教史はもとより、美術史や東洋史にまで及び、日本における当該研究の多様性を提示し、参加した在米研究者との間に活発な討議が交わされた。最終的に、諸論考、国際シンポジウムの発表概要、文書目録を掲載した研究成果報告書を刊行した。本研究により、女性の手による女性のための一括ジェンダー資料である尼寺文書調査の成果を日本の宗教史研究に位置づけ、日本から発信して国際的な研究成果を得ることできた。
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