Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲上 健一 立命館大学, 政策科学部, 教授 (10109077)
林 泰一 京都大学, 防災研究所, 准教授 (10111981)
林 隆久 京都大学, 生存圏研究所, 准教授 (70231529)
芹澤 重厚 京都大学, 防災研究所, 助教 (70301249)
加藤 茂 豊橋技術科学大学, 工学教育国際協力研究センター, 准教授 (40303911)
篠田 成郎 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80187369)
中越 信和 広島大学, 大学院国際協力研究科, 教授 (50188918)
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Budget Amount *help |
¥15,880,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥2,280,000)
Fiscal Year 2008: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2007: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2006: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
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Research Abstract |
カプアス川流域の基本調査と,流域の開発に対する環境アセスメントついて,以下のような研究を実施し,流域開発のためのグランドデザインへの指標を示した。 1)水銀汚染,森林破壊,流域開発に対する環境影響評価を行うための現地調査,基本情報を収集した。2)衛星画像データのランドツルースおよびDEM,土地利用,地質,蒸発散特性,河床地形,流量,降雨等の地理情報を収集,解析した。環境シミュレーターを構築し、この数値モデルによる水循環(降雨,流出,蒸発散),物質輸送および二酸化炭素収支の数値シミュレーションの実施を基盤とした解析を行った。また、モデル検証のための水文,気象データの収集、炭酸同化活性の現地計測を実施した。3)木栽培地域の拡大に伴う陸面モデル係数の変化を検討した,自然林と比較して炭素固着能力が少ない可能性を示した。4)降雨シミュレーションおよび水文流出解析を実施し,ポンティアナック市および開発核都市のタヤン市の洪水危険度を明確にした。5)開発に伴う環境保全や防災面での問題点の指摘とあわせて,森林の景観生態学的評価と遺伝子組み換え樹種による森林再生の可能性の両面から,熱帯林の生態学的機能維持に対する基本方針を提示した。6)以上の流域調査,水文,気象,森林情報収集,水循環,物質輸送数値シミュレーション結果に基づき,流域開発への環境影響評価を行うとともに,州都ポンティアナック市の都市環境変化を総括した。最後に,環境影響評価に基づき熱帯林流域開発に対する基本方針を検討するとともに,カプアス川流域開発およびその他の熱帯林の開発に対するグランドデザインを検討した。
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