Comparative Study on Literature and War Coverage between Britain and France in the Second Half of the 19th Century

• Project/Area Number: 18520231
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 一般
• Research Field: ヨーロッパ語系文学
• Research Institution: Osaka City University
• Principal Investigator: NAKAJIMA Hiroko Osaka City University, 大学院・文学研究科, 教授 (40047379)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): TANAKA Takanobu 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20171770)
• Project Period (FY): 2006 – 2008
• Project Status: Completed (Fiscal Year 2008)
• Budget Amount: ¥4,080,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥480,000); Fiscal Year 2008: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000); Fiscal Year 2007: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000); Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
• Keywords: 19世紀英仏文学 / ジャーナリズム / 戦争報道 / 普仏戦争 / ボーア戦争 / 国民国家 / 帝国主義 / ナショナリズム / ナジョナリズム / セポイの反乱 / クリミア戦争

Research Abstract

19世紀後半のイギリスとフランスにおける文学と大衆ジャーナリズムとの相関関係を、特に戦争報道という側面から比較検討することを目的とし、クリミア戦争期からボーア戦争期までを対象に、ヨーロッパ内部での戦争と植民地戦争とに分けて考察を加えた。その結果、この時期の両分野の関りは、帝国意識の高揚にあずかって、近代国民国家形成期における特異な現象のひとつとして、様々な「近代神話」形成に寄与したことが判明した

Research Products

• [Journal Article] フランス世紀末文学にみる普仏戦争のトラウマ-ラシルドの『自然からはずれたものたち』をめぐって- (2009)
  • Author(s): 中島廣子
  • Journal Title: 人文研究 60巻 Pages: 35-53
• [Journal Article] ボーア戦争における兵士像-表出する<異質なもの>- (2009)
  • Author(s): 田中孝信
  • Journal Title: 人文研究 60巻 Pages: 110-124
  • NAID: 120006003409
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] フランス世紀末文学にみる普仏戦争のトラウマ--ラシルドの『自然からはずれたものたち』をめぐって (2009)
  • Author(s): 中島廣子
  • Journal Title: 人文研究 60巻 Pages: 35-53
• [Journal Article] ボーア戦争における兵士像--表出する〈異質なもの〉 (2009)
  • Author(s): 田中孝信
  • Journal Title: 人文研究 60巻 Pages: 110-24
  • NAID: 110007035399
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] ピエール・ロチにおける農民兵士の神話 (2008)
  • Author(s): 中島廣子
  • Journal Title: Mythes, Syomboles, Langues(神話・象徴・言語) 1号 Pages: 167-178
• [Journal Article] 四つの署名におけるオリエントの誘惑 (2008)
  • Author(s): 田中孝信
  • Journal Title: 人文研究 59巻 Pages: 98-110
  • NAID: 110006648078
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 「ピエール・ロチにおける農民兵士の神話」 (2008)
  • Author(s): 中島 廣子
  • Journal Title: Mythes, Symboles, Langues(『神話・象徴・言語』) 1 Pages: 167-178
• [Journal Article] 四つの署名におけるオリエントの誘惑 (2008)
  • Author(s): 田中 孝信
  • Journal Title: 『人文研究』 59 Pages: 98-110
  • NAID: 110006648078
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] クリミア戦争期のフランスのメディアと文筆家たち (2007)
  • Author(s): 中島廣子
  • Journal Title: Mythes, Syomboles, Cultures(神話・象徴・文化) 3号 Pages: 525-544
• [Journal Article] 「クリミア戦争期のフランスのメディアと文筆家たち」 (2007)
  • Author(s): 中島 廣子
  • Journal Title: Mythes, Symboles, Cultures(『神話・象徴・文化』) 3 Pages: 525-544
• [Journal Article] クリミア戦争期のフランスのメディアと文筆家たち (2007)
  • Author(s): 中島廣子
  • Journal Title: Mythes, Symboles, Cultures(『神話・象徴・文化』) 3号(印刷中) Pages: 525-544
• [Presentation] 世紀末の日英仏における報道と文学-フランスの事例について (2009)
  • Author(s): 中島廣子
  • Organizer: 大阪市立大学フランス文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2009-03-22
• [Presentation] 世紀末の日英仏における報道と文学-新聞広告とボーア戦争 (2009)
  • Author(s): 田中孝信
  • Organizer: 大阪市立大学フランス文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2009-03-22
• [Presentation] 世紀末の日英仏における報道と文学--フランスの事例について (2009)
  • Author(s): 中島廣子
  • Organizer: 大阪市立大学フランス文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2009-03-22
• [Presentation] フランス世紀末文学にみるアール・ヌーヴォー的モチーフ (2009)
  • Author(s): 中島廣子
  • Organizer: 大阪市立大学大学院文学研究科
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2009-03-03
• [Presentation] ギャスケル文学とスピンスターたち-スピンスターと女性たちの連帯 (2008)
  • Author(s): 田中孝信
  • Organizer: 日本ギャスケル協会
  • Place of Presentation: 実践女子学園
  • Year and Date: 2008-05-31
• [Presentation] ギャスケル文学とスピンスターたち--スピンスターと女性たちの連帯 (2008)
  • Author(s): 田中孝信
  • Organizer: 日本ギャスケル協会
  • Place of Presentation: 実践女子学園
  • Year and Date: 2008-05-31
• [Presentation] 世紀末の日英仏における報道と文学--新聞広告とボーア戦争 (2008)
  • Author(s): 田中孝信
  • Organizer: 大阪市立大学フランス文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2008-03-22
• [Presentation] ピエール・ロチにおける農民兵士の神話 (2007)
  • Author(s): 中島廣子
  • Organizer: 大阪市立大学フランス文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2007-09-16
• [Presentation] 「ピエール・ロチにおける農民兵士の神話」 (2007)
  • Author(s): 中島 廣子
  • Organizer: 大阪市立大学フランス文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2007-09-16
• [Presentation] ギッシングはミソジニスト?-男たちの戸惑いと抗い (2006)
  • Author(s): 田中孝信
  • Organizer: 市大英文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2006-12-02
• [Presentation] 「ボーア戦争における兵士像-ジェイムズ・ミルン『アトキンズの書簡』を中心に (2006)
  • Author(s): 田中孝信
  • Organizer: 日本ヴィクトリア朝文化研究学会
  • Place of Presentation: 神戸女学院大学
  • Year and Date: 2006-11-18
• [Presentation] フランス十九世紀後半の活字メディア研究(1)第二帝政下の戦争報道と文学 (2006)
  • Author(s): 中島廣子
  • Organizer: 大阪市立大学フランス文学会
  • Place of Presentation: 大阪市立大学
  • Year and Date: 2006-09-23
• [Book] 新聞広告とボーア戦争」(英文学の地平-テクスト・人間・文化) (2009)
  • Author(s): 田中孝信
  • Publisher: 音羽書房鶴見書店(出版予定)
• [Book] The Household Narrative of Current Events と1850 年代前半のディケンズ小説」(The Household Narrative of Current Events 別冊解説) (2008)
  • Author(s): 田中孝信
  • Publisher: アティーナ・プレス
• [Book] THE HOUSEHOLD NARRATIVE OF CURRENT EVENTS別冊解説 (2008)
  • Author(s): 田中孝信 松村昌家
  • Total Pages: 32
  • Publisher: アティーナ・プレス
• [Book] 女性嫌悪-男たちの戸惑いと抗い (2007)
  • Author(s): 田中孝信、溪水社
  • Publisher: ギッシングを通じて見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化-生誕百五十年記念
• [Book] 『ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化-生誕百五十年記念』 (2007)
  • Author(s): 田中 孝信、松岡 光治, 他23名
  • Total Pages: 540
  • Publisher: 溪水社
• [Book] ジュール・ヴェルヌにおける空想の都市 (2006)
  • Author(s): 中島廣子、清文堂
  • Publisher: 都市のフィクション-知の対流I
• [Book] ディケンズのジェンダー観の変遷-中心と周縁とせめぎ合い (2006)
  • Author(s): 田中孝信
  • Total Pages: 434
  • Publisher: 音羽書房鶴見書店
• [Book] 都市のフィクション-知の対流I (2006)
  • Author(s): 中島廣子, 芝原宏治ほか14名
  • Total Pages: 277
  • Publisher: 清文堂
• [Book] ディケンズのジェンダー観の変遷-中心と周縁のせめぎ合い- (2006)
  • Author(s): 田中孝信
  • Total Pages: 434
  • Publisher: 音羽書房鶴見書店
• [Remarks] 田中孝信、近鉄文化さろん・大阪市立大学共催講座、<英文学を旅する>、2008年10月-12月
• [Remarks] 中島廣子、近鉄文化サロン・大阪市立大学共催講座、<フランス街ものがたり-アール・ヌーヴォーの街-ナンシーとパリ>、2008年4月
• [Remarks] 中島廣子、日仏文化講座CAF(神戸市教育委員会・神戸国際協力交流せんたー後援)、「光輝放つ魔都ぱり-ふらんす十九世紀文学に見るぱり神話」、神戸国際会館、2006年7月
• [Remarks] 中島廣子、大阪市立大学市民講座、<フランスの光と影-消費社会の光と影>、大阪市立大学文化交流センター、2006年6月