Project/Area Number |
18520501
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | Iwate University (2008) Ehime University (2006-2007) |
Principal Investigator |
KONNNO Hideharu Iwate University, 教育学部, 教授 (10380213)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,910,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2008: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 日本史 / 歴史叙述 / 歴史教育 / オーラル / ヒストリー / 聞き取り / 原爆体験 / 東アジア史 / 歴史教科書 / 被爆者 / オーラル・ヒストリー |
Research Abstract |
歴史叙述は, 歴史学と歴史教育の両者を貫く基層として位置づけられ, 生命と生活を脅かされた人びとの〈経験〉を課題として受けとめるものとしてあった。被爆者の戦後史(「原爆体験」)には, 生命と生活の危険にさらされながら生きるという, 普遍的な〈生〉のかたちがある。それゆえにこそ, 懸命に生きようとする姿は, 絶望のなかに〈生〉を蘇生させるのであり, その〈経験〉と応答することによって, 私たち自身の〈生〉をも励ましていく。過去を生きる他者の「経験のリアリティ」が現在を生きる私たちの「生きるかたち」に及ぼしうるもの, いわば, 歴史における他者と応答することによって発見される当事者性というものに歴史叙述の一つの可能性の中心がある。
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