Environmental Sociology of Metal Recycle Industry and Current Situations of Cadmium Problem
Project/Area Number |
18530408
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
FUJIKAWA Ken Meiji Gakuin University, 社会学部, 教授 (80308072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 伸一 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (70270139)
堀畑 まなみ 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 准教授 (40348488)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
WATANABE Shinichi 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (70270139)
HORIHATA Manami 桜美林大学, 総合科学系, 准教授 (40348488)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,520,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2008: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2007: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 環境社会学 / 社会学 / 金属リサイクル / カドミウム / 鉱害 / 公害 / 食品安全基準 / 地域環境 / 地域産業 / リサイクル / 産業廃棄物 |
Research Abstract |
本研究は、イタイイタイ病等の歴史を踏まえながら、鉱害問題発生地域における鉱業から金属リサイクル業への展開、および、イ病認定・食品安全基準・腎臓障害の扱い等をめぐるカドミウム鉱害に関する議論の現状について調査したものである。関連して、公害問題と廃棄物問題の接点などについても調査研究を行ってきた。 その成果として得られた発見としては、次のような点がある。(1)鉱業から金属リサイクル業への転換は全国的な廃棄物問題や地域格差などとの関連も深く、旧鉱害地域での新たな環境問題への懸念が否定できない。(2)そのなかで、企業と地域の協力による環境対策の重要性は高まっており、神岡鉱山での事例は重要な先駆例となり得る。(3)カドミウムによる健康被害救済と予防については一定の進展が見られるものの、制度的な対応は遅い。とくに、低濃度のカドミウム曝露による腎臓障害については不十分な点が指摘される。低濃度汚染地の農業者の中には健康と農業の両面でのリスクや不安を同時に抱える場合もある。
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Report
(4 results)
Research Products
(12 results)