中華人民共和国ハルビン市区の発達障害児への支援ツールを活用した地域生活支援
Project/Area Number |
18530741
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Special needs education
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
高畑 庄蔵 北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (30374747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 裕 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (20310039)
三浦 哲 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (70261378)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 特別教育支援 / 国際貢献 / 応用行動分析学 / 支援ツール |
Research Abstract |
本研究では、ハルビン市区に在住する発達障害児及び支援者を対象として、ハルビン師範大学及びハルビン市区行政当局と連携を取りながら、「支援ツール・システム」を活用した研究実践の普及および有効性の検討を目的とする。こうした実践的で具体的な支援ツールに基づく支援方略や研究実践がハルビン市区の発達障害児と支援者の地域生活支援やQOLの向上に寄与し、有効に機能するかの諸条件を検証するために、以下の事業を設定した。 1 初心者でも理解しやすい実践的な研修プログラムを開発した。 発達障害児及び支援者が豊かな地域生活を実現可能にするために、事前調査の結果を分析し、応用行動分析学に基づく支援ツールを活用した研究実践を効率的に学習できる研修プログラムを開発した。そのプログラムは、初心者でもわかりやすいように、実技や視聴覚機器を多用した内容とした。また、対象者の年齢や生活環境等と整合性のあるものとした。 2 応用行動分析学・支援ツール関連の実践書を翻訳した。 応用行動分析学は、難解な学問であるとされている。高畑(2006)は、「みんなの自立支援を目指すやさしい応用行動分析学」を出版した。その著作は、難解な理論や実践をイラストや漫画を多用して、初心者にも理解しやすいものとした。実践例のみならず、簡単な事例研究まで踏み込んだ内容とし、初心者でも応用行動分析学を学習することなく、その研究成果を享受できるものであった。支援ツール・システムの目指す、発達障害児本人や支援者が簡単に活用でき、かつ地域社会で容易に実行可能な具体的な研究実践を精選した翻訳本を作成した。
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Report
(1 results)
Research Products
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