Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 公一郎 九州大学, 工学研究院, 教授 (10182916)
今井 亮 九州大学, 工学研究院, 助教授 (90223304)
松井 紀久男 九州大学, 工学研究院, 教授 (30136535)
島田 英樹 九州大学, 工学研究院, 助教授 (70253490)
平島 剛 九州大学, 工学研究院, 教授 (00175556)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Research Abstract |
本企画調査では,アフリカの典型的な開発途上の資源国ザンビアにおける銅資源の開発地区(カッパーベルト地帯)を中心に,賦存資源および環境保全対策の履歴状況を現地調査し,かつ鉱物資源開発および環境修復に関連した現地調査とスモールスケールマイニング手法に関する技術動向調査を実施した。その際に,ザンビアにおける研究協力者である,Tembo F.(ザンビア大学教授,前鉱山学部長,鉱床学),Kambani S.(ザンビア大学鉱山学部長),Chisale P.C.(ザンビア大学シニアレクチャラー,環境工学),Dindiwe C.(ザンビア鉱山省シニアエンジニア,鉱山開発行政)の協力を得て,現地調査を実施した。とくに,ザンビアにおける資源開発の現状を北西部と南部地域で調査し,スモールスケールマイニングなどの資源開発プロジェクトに関する調査を実施した。とくに,資源と環境に関わる現状調査と分析,モニタリング,あるいは技術移転や共同研究を含めた今後の可能性について議論した。 以下にまとめを示す。 1.ザンビアの資源開発に関連した情報,資源開発の許認可と関係する法律・規制・環境基準とその運用状況などの項目をあらかじめ設定し現地調査を実施した結果,日本の資源開発分野の研究者の支援が可能であり,交流を開始することとした。 2.銅・ニッケルなどの鉱物資源調査結果にもとづき,ザンビアにおけるスモールスケールマイニング手法などの新たな資源開発手法をザンビア鉱山省およびザンビア大学などとヌチャンガオープンピットを例にとり,フィージビリティ調査の開始した。 以上のように,ザンビアとの国際交流関係を発展させることで国際的な研究協力組織を築き,今後のスモールスケールマイニングなどの新たな手法に関する国際共同研究の可能性について調査した結果,アフリカ資源開発地域との協力関係の構築を図ることができ,安全と環境保全を考慮した鉱山開発法について,日本-ザンビア双方で検討し,平成19年12月に開催予定のInternational Workshop on Earth Resources Technologyにおいてその調査結果の成果を公表することとした。
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