Project/Area Number |
18639004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Hygiene
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 洋 東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40125571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立見 政信 岩手大学, 保健管理センター, 教授(センター長) (70137496)
村田 勝敬 秋田大学, 医学部, 教授 (80157776)
高野 健人 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 教授 (80126234)
吉田 稔 八戸大学, 人間健康学部, 教授 (80081660)
山内 博 北理大学, 医療衛生学部, 教授 (90081661)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 産業衛生 / デジタルコンテンツ / プライバシー保護 / 著作権 / インターネット送信 |
Research Abstract |
本研究では、1)過去に起きた産業中毒や公害の事例を整理し、2)教育上一番印象の強いであろう映像資料を探索して、デジタル化し、3)教育において活用する方策を明らかにすることを目的とした。 過去の事例を以前の教科書によって集積するだけでなく、新聞報道等から発掘をすること、加えて、映像資料の探索を研究分担者が所属する研究室の過去の業績を検索し、実際に経験した事例や記録された資料等を発掘した。また、必要と思われる資料については映像のデジタル化を行った。 これらの情報の多くは映像であったが、その映像の一部では個人の特定も容易であった。調査中に撮影された映像は必ずしも「公開すること」に対して、対象者から了解を得ることができた資料ばかりではなかった。このことに対し、適切でない部分を削除することも考慮された。しかし、映像の一部は「症例の特徴としての一部」としても表現されており、単に削除すれば問題が解決されるものではなかった。現在、このようなことに対して、可能な限り改めて画像の使用の了解を得るように求められている。しかし、本研究課題のような場合、過去の事例が主であり、対象者が死亡している場合等、具体的にどのように対応すればいいのか、さらに明確にする必要があると考えられた。 多くの資料は「著作物」であると考えられた。また、資料のデジタル化およびネットワーク技術を用いた資料配信を目標にしているため、作成したデジタル資料の適切な活用が求められた。これらの点について、情報科学分野の研究者から専門的な知識のサポートを得ながら、インターネット上における著作権への対応について検討した。また、本研究期間中に著作権法の一部を改正する法律が制定され、特にインターネット送信に関する箇所が改正された。この改正に対応するためのデジタルコンテンツの作成、送信方法について、さらなる検討が必要であると考えられた。
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