Project/Area Number |
18639016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
朔 敬 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40145264)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小宮山 一雄 日本大学, 歯学部, 教授 (00120452)
出雲 俊之 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 病理科, 医長 (80322709)
小川 郁子 広島大学, 医学部歯学部附属病院, 講師 (70136092)
長谷川 博雅 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (60164828)
仙波 伊知郎 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (60145505)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 口腔粘膜 / 異型上皮 / 上皮内癌 / 扁平上皮癌 / 口腔粘膜癌 / 境界病変 / 病理組織学的診断基準 / 科学的判定根拠 |
Research Abstract |
1.研究分担者会議:日本大学および日本歯科大学を会場として、日本各地から研究分担者が参加し、計十回の研究分担者会議を開催した。 2.症例の収集と回覧:各研究分担者の所属する施設から臨床経過と臨床病態記録、肉眼ならびに顕微鏡病理組織標本等の資料の整った口腔粘膜の異型上皮・上皮内癌等の境界病変症例を抽出することを依頼し、計165症例を収集した。そのHE染色標本を全国19施設に研究分担者に観覧し、診断結果を回収した。回収した診断は、症例ごとに集計して、上皮内癌の診断が回答者の70%以上を越えたものを選択した結果、80例をその後の検討症例として、さらに討議を重ねた。 3.定義と類型:研究分担者会議では、各施設から持ち寄られた症例のほか、上記80症例について検討し、バリエーションとしてカテゴリー化し、口腔粘膜の上皮内癌はいくつかのタイプに分類することができごとが認識され、分化型と基底細胞型の大略二型を区別した。これは、従来のWHOの上皮内癌の概念よりは、広い病態を包含する疾患単位になり、本研究グループの独自の診断基準に定義された。 4.シンポジウムの企画と実施:2006年8月5日第17回日本口腔病理学会で上記診断基準検討に関するシンポジウムを企画した。日本口腔病理学会会員にこの研究成果のハンドアウトを配布するとともに、個々の症例について解説・討議した結果、口腔病理医に口腔粘膜上皮内癌の特異性が明瞭に認識された。 5,報告書の作成:前項までの診断基準は研究分担者にフィードバックされ、2007年2月13日に最終打ち合わせ会議を開催し、成果報告書の整理について検討し、合意された39例の上皮内癌について、HE染色像を主として、口腔内病態写真、診断の補助手段としてのKi-67とcytokeratin13の免疫組織化学染色パタンをくわえて、Oral CIS Catalog : histopathological variationsのタイトルで成果報告書を作成した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)