IDウエアとセンシングトレイによる精密摂食モニタリングシステム
Project/Area Number |
18650027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
川嶋 稔夫 Future University-Hakodate, システム情報科学部, 教授 (20152952)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 栄養ケア / センシング / 食事パターン / 食器 |
Research Abstract |
本研究では,食事中の摂食者の状態を反映すると考えられる摂食パターンを一口単位の摂取(以下摂食動作とよぶ)のシーケンスであると捉え,これを厳密に記録する手法について検討と実験をおこなった.具体的には,RFIDタグを装着した食器(IDウエア)とセンサを装着したトレイ(センシングトレイ)を作成し,食器の移動をモニタリングするとともに,食器と料理の総重量とその変化パターンを精密に記録した.さらに,トレイ上の荷重分布変化を記録して摂食パターンを推定するためのセンサを試作した. 本年度の成果の概要は以下のとおりである. (1)間接的摂食動作および直接摂食動作、食器群総重量の時系列記録データからの精密パターン推定 上記の(i),(ii)の記録データから、食事時間内の摂食パターンを、(1)どのタイミングで、(2)どのような食事順で、(3)どれだけの量ずつ、口腔内に入れたかを推定するアルゴリズムを確立した。検出もれの摂食動作や、重量変化の制約、および摂食の一般的制約から、精密パターン推定を復元する方法を検討した。これを用いて,食事の内容をコントロールしたうえで5名の被験者による各15回の計75回の摂食パターンを記録した. (2)確率モデルに基づく摂食動作の分析 N-gram法および摂食分析に適した改良を加えたマルコフモデル法に基づく分析法について検討を行った.その結果,改良マルコフモデルを用いることで,摂食者の識別を行うことができた.発表者の都合により,年度内に成果発表は行われていないが,すでに研究論文原稿が完成しており,2008年度早々に学会における研究発表が予定されている.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)