Project/Area Number |
18650059
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報図書館学・人文社会情報学
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
福田 豊 The University of Electro-Communications, 電気通信学部, 教授 (70156793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 英亮 電気通信大学, 情報基盤センター, 准教授 (60282919)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 情報経済学 / 非営利ビジネス / CSR / 社会貢献 / 信頼形成 / コミュニティ / 産学協働 / 地域貢献 / ボランティア / 非市場 |
Research Abstract |
本研究は、CSR(Corporate Social Responsibility)における産学協働デザインの用件について基礎的な研究を行うことを目的とするものであり、今年度が2年目(最終年度)である。本年は、昨年試験的に稼働させた各大学の地域貢献活動・社会貢献活動を効果的に推進するためのファシリテーション・ステーションに関してシステム運用上の研究と、CSRと大学とを連携させるための条件について主に研究を進めた。 前者について、平成19年度は、主にCGMべースのウェブアプリケーションをセキュアに運用するための調査と研究を行なった。本研究に用いられたウェブサーバで公開されたコンテンツは、研究成果を公表するコンテンツと、研究コミュニティの活動を公表するブログシステムの二つからなる。ブログシステムは誰でも参加可能なオープンなシステムを用いた。オープンなブログシステムは、ブログスパムの攻撃対象になる。このブログスパムの調査及び対処法について研究した。 後者については、企業のCSR担当者を対象として2回の公開研究会を開催し、報告者(パネリスト)やCSR担当者との議論、コミュニケーションから、CSRにおける産学協働システムの構築に関し、多くの有用な知見を得ることができた。総じて、CSRを単なる高度な広報戦略としてではなく、現実の社会的コンテクストの中に埋め込みながら、サステーナブルな社会システム形成へのリカーシブな活動ならしめるためには、Civic Engagementによる協働的育成的活動が必須なのであり、また、そのためには知のコモンズとしての大学による学習プロセスの提供が必要となるものと思われる。CSRにおける産学協働システムについては、以上の要素を考慮に入れてその構築を構想する必要がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)