Project/Area Number |
18650218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Eating habits, studies on eating habits
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Research Institution | Aichi Prefectural College of Nursing & Health |
Principal Investigator |
岡田 悦政 Aichi Prefectural College of Nursing & Health, 看護学部, 准教授 (60224036)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 食用植物 / 糖尿病 / 血管内皮細胞 / 高グルコース / 8-oxoG / phenolic compounds / ROS / ラジカル消去 / full-RAGE / es-RAGE / 終末糖化産物AGE / 血管障害 |
Research Abstract |
糖尿病状態における血管内皮に与える傷害の影響が、様々な症状や合併症を与える根源になっている。これらの血管内皮に与える影響を、食用植物抽出成分(MEEP)によって緩和・抑制することが本研究の目的である。 1)MEEPは、血管内皮細胞の酸化傷害を抑制するか。8-oxoguanine(8-oxoG)は、ROS等によるDNA傷害により生じるグアニン酸化体であり、8-oxoGの蓄積は変異を起こすことが知られている。 MEEPが、8-oxoGの蓄積を抑制するか否か検討した。 方法:50種の総phenol量の結果から、選択したSample30種はメタノール抽出、DMSO溶解した。ヒト血管内皮培胞を一定量まき、MEEP及び4.5g/L濃度のグルコースを投与し、培養した。培養後、DNA抽出を行い、加水分解後、8-oxoG測定した。 2)MEEPが高血糖状態の組織内におけるReactive Oxygen Species(ROS)量を低下させるのか。細胞中のDNA傷害を引き起こすROS量を検討することにより、ROSに対するMEEPの影響を検討した。 方法:1)と同様に選択、調製したSampleを細胞に投与し、グルコース(4.5g/L)を加え、培養した。その後、化学発光法によりROS量測定した。 結果:1)8-oxoG測定:Samples投与の結果、コントロールに比べ高い結果は、Rape,Lotus rootで、減少は、Onion,Cow peaで得られた。 2)細胞内ROS量測定:コントロールより高かったのは、Cow pea、Kaiware-daikonで、減少させたのは、Onionであった。 以上の検討から、MEEPによるラジカル消去効果により、DNA傷害が抑制されたものと、ROS量に影響を与えず、8-oxoGの抑制が行われたものが存在していた。
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