Research Project
Grant-in-Aid for Exploratory Research
平成19年度は、2回の海外調査を実施し、現地調査および現地研究者との打合せ研究会等を開いた。また、収集資料の整理作業を日本でおこなった。海外調査:(1)平成19年11月(於カンボジア・シェムリアップ等)前年度に実施したカンボジアにおける調査収集資料をもとに、とくに近年の遺跡へのアクセス変化(観光地化)と伝承の分布と存続の問題に的を絞り、引き続き聞き取り調査および資料収集をおこなった。また、王立芸術大学考古学部長のペン・シタ教授は、かつて東北タイのクメール遺跡において伝承調査を実施したことがあり、その成果と見解などを聞き、カンボジアの現象と比較するための研究会を開いた。(2)平成20年2月から3月(於カンボジア・シェムリアップ等、於タイ・バンコク等)研究代表者丸井は、カンボジアのコー・ケー遺跡等で聞き取り調査等を実施した。研究協力者の田代亜紀子は、東北タイの事例を調査するため、バンコクにて関連分野の論文等収集にあたり、またブリラム県のクメール遺跡周辺地域にて聞き取り調査を実施した。収集資料等の整理:海外調査で収集した資料のまとめと、聞き取り調査のテープ起し作業を進めた。
All 2007 2006
All Journal Article (3 results) Presentation (1 results) Book (1 results)
Journal of Southeast Asian Archaeology, Japan Society for Southeast Asian Archaeology 26
Pages: 147-162
『カンボジアの文化復興』上智大学アジア人材養成研究センター 22
Pages: 183-200
Pages: 201-210