Project/Area Number |
18652054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
河合 靖 Hokkaido University, 大学院・メティア・コミュニケーション研究院, 准教授 (60271699)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
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Keywords | 英語教育 / 教員研修 / 動機づけ |
Research Abstract |
本研究は、教員研修参加を抑制する心理的要因についての質問紙作成へ向けての基礎研究として自由記述の質問紙などによりデータ収集を行い、質的研究の手法によって、前年度に行った文献研究及びその成果である北海道大学国際広報メディア研究科・言語文化部紀要51号に発表した研究ノートに基づいて、平成19年度においては、成功への期待や行動の価値、心理的自己防衛、有能さへの欲求、他者との関係への欲求、自律性への欲求に関する要因などの抽出を念頭において、データの収集を行った。データ収集の方法は、ウェブサイト、メール、郵送による自由記述の質問紙調査である。研究計画ではインタビュー調査を含んでいたが、十分なラポートを形成した上で実施した方がよいと判断し、適当な被面接者が得られなかったので、実施を延期した。今後、継続的に実施を試みる。 14名の中学・高校教員からデータが得られた。大都市、中小都市、離島など、地域的に偏りがないように配慮した。データをエクセルに入力し、グラウンデッド・セオリー(Strauss & Corbin, 1998;戈木クレイグヒル滋子,2005)のオープン・コード化の手法を用いて分析した。まず、文を基本に切片化を行い、次にラベルづけ、プロパティとディメンションの抽出を行い、最後にカテゴリーに分類した。教育実践への具体的示唆への欲求、自分の教育実践との関わりへの欲求、専門的知識への欲求、仲間を求める欲求、英語運用能力への不安、英語使用への不安、受動的研修活動への嫌悪などのカテゴリーが得られた。これをもとに、今後質問紙を作成していく。 当該年度中での研究発表が実施できなかったが、平成20年度5月に大学英語教育学会北海道支部研究会(5月実施予定)で口頭発表することが決っている。
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