群馬県子持村地域をモデルとした先史時代農耕の復元と生産力推定
Project/Area Number |
18652072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Archaeology
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Research Institution | Tsuru University |
Principal Investigator |
須永 薫子 Tsuru University, 文学部, 非常勤講師 (10405087)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 考古土壌学 / 古生産力復元 / 古環境復元 / 埋没農耕地土壌 / 先史時代 / 先史時代農耕 / 考古学 / 地力評価 / 古生産力推定 / 土壌学 / 埋没農耕地遺構土壌 / 畑遺構 / データベース / モデル / 土壌微細形態学 / 土壌構造解析 |
Research Abstract |
農耕地遺構の土壌および立地環境等、農耕に関連する情報を収集し、評価項目および評価基準の再検討を行い、より汎用的な評価方法を確立することを第一の目的とし,モデルケースとして群馬県子持村地域における古墳時代農耕の復元をおこなうため,子持村で発掘された遺跡の情報を収集し,デジタルデータとして保存した.特にデータベースの骨子となる畝の形状等のデータについてまとめ一部試作的なデータベースを作成した.古生産力復元には,古環境復元のみならず当時の地力を評価するひつようがある.先史時代であることから考古学的な情報がすくない.そのため土壌そのものが持つ地力を多方面から評価する必要がある.そこで,埋没農耕地土壌の地力評価方法を検討し,日本土壌肥料学会にて「埋没農耕地土壌の地力評価」と題し発表をおこなった. 薄片試料を作成し、構造を保持したまま元素分析を行う方法(土壌構造非破壊化学分析法)を検討するため,古墳時代の土壌について大型薄片試料を作成し、解析をおこなった.さらに,土壌構造を非破壊で解析する大型薄片試料の解析の技術を用い,先史時代である旧石器時代の土壌試料の解析をおこなった.東京都調布市の下原・富士見町遺跡の旧石器集積地点と同層位周辺石器非集積地点の土壌構造観察をおこなったところ,土地利用は明確ではないが,本研究で得られた土壌構造解析の知見から土壌構造に特徴が確認できた.この点を日本文化財科学会にて「不かく乱土壌試料を用いた土壌分析-旧石器時代の石器混入土壌の土壌微細形態学的特徴-」と題し発表をおこなった. 不かく乱土壌試料は,採取・保存後多目的に再採取が可能である.遺跡で採取された土壌は土壌学においても応用可能であり,下層土壌の学術的サンプルの保存として有効である.そこで不かく乱土壌試料の分析方法の一つとして日本ペドロジー学会にて「小型不かく乱土壌試料の採取・保存および教育資料としての利用」と題し発表をおこなった.
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)
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[Presentation] 埋没農耕地遺構の地力評価2008
Author(s)
須永薫子, 坂上寛一, 平山良治
Organizer
日本土壌肥料学会全国大会
Place of Presentation
愛知県名古屋市(名古屋市立大学)
Year and Date
2008-09-09
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