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子及び親としての社会的地位が成人期発達に与える影響に関する探索的研究

Research Project

Project/Area Number 18653067
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educational psychology
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

齊藤 誠一  Kobe University, 人間発達環境学研究科, 准教授 (60186939)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords親 / 子 / 社会的地位 / 成人期発達 / 親子関係 / ジェネラティビティー / 中年期危機
Research Abstract

本研究は,子としての自己と親としての自己が成人期の人格発達にどのような影響を与えているかを探索的に明らかにすることを目的として,乳児から大学4年生までと大学卒業者で父母と同居の独身者を対象に子およびその父母を対象に調査を行い,以下の結果を得た。1.親サンプルを出生コホートごとに検討したところ,各コホートに特徴が見いだされ,現在までに経験してきた社会・時代的背景との関連が見られるともに,そうした背景がどのような発達段階での経験であるによる差異も見られた。また,ライフイベントの経験の有無,自分が受けてきた親役割行動や養育観,各発達段階での発達課題遂行状況などにもコホートによる違いが見られ,コホートが近年に近いほど,親役割行動,親意識,成人感に未成熟さが見られ,心理的成熟に時間を要していることが推測された。2.子地位と親地位の相互作用について両者の各発達段階との関連から検討したところ,(1)乳・幼児を持つ親は自らの親行動に十分な自信が持てず,とりわけ実母に対する心理的依存傾向が見られ,実母の側も孫に対する育児支援を好意的に受容する傾向が見られた,(2)高校生年齢までの子を持ち,就労している親は,実親に対して子どもの日常的世話などの道具的支援を期待する傾向が見られ,実親の側はそれに子と孫との関係つくりとして肯定的に見なす傾向が見られた,(3)大学生年齢の子を持つ親とりわけ母親においては,実子との子離れと子育てのない新たな生活の模索の一方,役割に縛られない個として自己に関心を向ける兆しも見られた,(4)同じく親としての意識を持つ一方で,現在または将来の世話を考慮しなくてはならない親の存在を認識することで子としての自己を再認識する傾向も見られた。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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