電磁誘導透過による複素屈折率制御プラズマフォトニックデバイスの可能性
Project/Area Number |
18654070
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
原子・分子・量子エレクトロニクス・プラズマ
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
兒玉 了祐 Osaka University, 大学院・工学研究科, 教授 (80211902)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 公伯 大阪大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (80225614)
湯上 登 宇都宮大学, 工学研究科, 教授 (60220521)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | プラズマフォトニクス / 電磁誘導透過 / 複素屈折率制御 / プラズマデバイス / レーザー |
Research Abstract |
本研究の目標は、電磁誘導透過(EIT)を利用してプラズマの複素屈折率を制御することである。電磁誘導透過により期待される高密度プラズマの新機能の可能性を探求するために、理論的・数値計算的なアプローチを行った。 [理論解析] 昨年度開発した数値計算コードを利用して、電磁誘導透過によるプラズマの複素屈折率変化を評価し、超臨界密度からテラヘルツ波を発生させる条件の1つを明らかにした。従来、高密度プラズマ中のイオン波による電磁波は観測されないが、電磁誘導透過を利用することで高密度プラズマ中のイオン波を測定できる可能性を明らかにした。 [実験] 超高強度極短パルスレーザー生成高密度プラズマの電磁誘導透過によるパルステラヘルツ波診断を目的に、2種類のテラヘルツシングルショット時間波形計測器の開発を行った。電気光学サンプル法を利用しテラヘルツの時間波形変化を参照光との2次相関で測定する計測器を製作し、その性能評価を行った。また測定した時間波形をフーリエ変換することでスペクトルを評価する手法を確立した。さらに階段状のエシャロン板で時間変化をもったビームレットを作りこれを電気光学素子上にレンズでフーリエ変換したパルス列とテラヘルツ波を合わせさらにレンズでフーリエ逆変換する新手法を開発した。これらを利用して高密度プラズマからのテラヘルツ波時間波形をシングルショットで測定することを試みた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)