Project/Area Number |
18656113
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
小濱 隆司 Tokyo Denki University, 情報環境学部, 講師 (60297588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮保 憲治 東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (10366396)
今野 紀子 東京電機大学, 情報環境学部, 講師 (40349808)
柴 玲子 東京電機大学, 先端工学研究所, 助手 (90291921)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | マルチメディア / アドホックネットワーク / 可視光・香り通信 / ネットワーク / 情報システム / 癒し通信 / 信号処理 |
Research Abstract |
本年度研究では以下の研究成果が得られた。 1・香りの嗜好と香りのイメージ情報から、個人にあわせた香り発生する信号処理アルゴリズムを開発した。その評価により効果の検証ができた。 2・可視光通信を活用し、緑色・青色LEDによる癒し通信の実験を行った。 3・1/fゆらぎ緑色LEDのオブジェを製作し、ヒトに与える心理学的・生理学的な効果を検証した。 4・アロマジュール制御アプリケーションに、サーバ機能を追加し、「香りのレシピ」を受信した際に、自動的に香りを発生するシステムを構築した。 5・青色光・香り・音楽の組み合わせが、覚醒度が低く、快感度、リラックス度も高くなる「癒し効果」の高い環境を創生できる可能性を検証した。 6・遠隔医療を始めとし、患者側と医療機関側とで相互に認証を行うことにより、安心・安全なネットワークの活用が可能となるネットワークデータ分散共有システムの構成法について検討を行なった。医療機関ID、患者宅のクライアントのみが認識できるためのパスワード、GPS衛星の発信する医療機関の位置情報を使用する方法の有効性を検証した。 7・ユーザの満足度を引き出すため、心地よさを定量評価する手法の確立を行った。定量分析方法として、1)心理学的視点から主観的心理評価・イメージ分析評価・感情評価を、2)生理学的視点から体温・血圧・心拍数・SpO2・筋硬度・唾液中αアミラーゼ分析によるストレス値といったバイタルサインを、3)神経生理学的視点から加速度脈波による自律神経系機能評価(CVaa値、LH/HF値)を、4)脳生理学的視点からはEEGを施行し考究した。その結果、知覚者の嗜好に合った癒し情報のサービスにより、抑うつ軽減効果、精神疲労回復効果、活性効果が得られることが認められた。癒し通信サービスにより、誰もが健康的で心身にストレスなく生活できる快適環境が可能になることが示唆された。
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