資源循環可能なおこしコンクリートの創造と建築構造物への適用
Project/Area Number |
18656160
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Research Institute of Shimizu Construction Co. |
Principal Investigator |
橋田 浩 Research Institute of Shimizu Construction Co., 生産技術センター, 上席研究員 (20175532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 泰弘 清水建設株式会社技術研究所, 生産技術センター, 主任研究員 (10416810)
田中 博一 清水建設株式会社技術研究所, 生産技術センター, 研究員 (60443751)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 資源循環 / 再生コンクリート / 骨材 / リサイクル / ポーラスコンクリート / 付着強度 / 引張強度 / 劣化抵抗性 / 乾燥収縮 |
Research Abstract |
本研究では,資源循環指向型コンクリートの仕様と建築物適用のための基本特性について検討した。コンクリート塊を再生利用する場合,再生細骨材は,再生粗骨材に比べ,エネルギー消費と副産微粉末の発生量が多くなることから,次のコンクリートを資源循環指向型として位置付けた。(1)細骨材を用いない,あるいは必要最少量とする。(2)細骨材を用いる場合は石灰岩砕砂とし,粗骨材再生後のCa高含有残渣はセメント原料等として循環させる。(3)セメント量を抑制し,かつ粗骨材再生を容易にするため,コンクリートの空隙率を高め,かつ外観の意匠的な効果を狙う。(4)強度は30N/mm^2程度以上得られるものとする。 19年度の主な実施項目は,資源循環指向型コンクリート(おこしコンクリート)の各植物性構成則の検討,暴露試験体の劣化抵抗性評価であり,得られた知見は以下のとおりである。 (1)鉄筋周辺部の空隙に起因すると考えられる最大付着強度の低下が確認されたが,最大付着強度と引張強度の関係は一義的ではない。 (2)普通コンクリートとほぼ同等の横補強鉄筋によるコンファインド効果が確認された。 (3)横補強筋拘束による圧縮強度の増加に関しては,既往の横拘束コンクリートの評価式の適用が可能である。 (4)空隙率10%でも鉄筋腐食は早いので、鉄筋コンクリートとしての利用の際には留意が必要である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)