Project/Area Number |
18658014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Horticulture/Landscape architecture
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Research Institution | Kyoto City University of Arts |
Principal Investigator |
松井 紫朗 Kyoto City University of Arts, 美術学部, 准教授 (60275188)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 幸裕 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (40141501)
谷垣 文章 宇宙航空研究開発機構, 有人宇宙環境利用プログラムグループ企画推進室, 主任 (80399550)
井上 明彦 京都市立芸術大学, 美術学部, 准教授 (30232523)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 国際宇宙ステーション / 植物 |
Research Abstract |
平成20年度は、まず、実施用の機材と素材(ハイメックユニット、保管ケース、オニタビラコを初めとする野生種、ハーブ類などの栽培種)を使い、水遣りの時間、回数から割り出される宇宙飛行士の時間的リソースおよび、打ち上げ時の搭載のリソースといった観点から実験データの集積を行った。特に、ハイメックユニット一個あたりの水量と水遣りの頻度との関係、植物の発芽時、ハイメックへ着床時、その後の成長に合わせた作業内容と時期を確定し、手順書として作成することにより、打ち上げ時の物品、搭載量の確定と、宇宙飛行士による作庭に必要な総時間数の割り出しをおこなった。また、野生種、栽培種の発芽率向上のために必要な環境、冷蔵期間、植え込みに必要な種子数を割り出すことにより、搭載前、搭載後、そしてISS到着後それぞれに必要な準備、環境条件を具体化し、この宇宙庭搭載予定のHTV打ち上げ全体に関わるスケジュールと調整を行う必要があった。最後に、ある程度の植物の成長を認めた後、この4つのユニットをきぼうの空間内に持ち出し連結し、「庭」として宇宙飛行士がどのように関わることができ、かつ、本研究の目的である、新しい自然観をどのように伝えることができるかについての検討を行った。これらをもとに、作庭シナリオを完成し、20年度末にNASA最終安全審査を終了した時点で、4月1日付けで、半閉鎖式植物育成技術であるハイメック膜を利用したユニット4個をJAXAに引渡し実施準備を完了した。21年度秋、種子島より打ち上げ、ISSに於いて一旦冷蔵保存の後、日本人宇宙飛行士によって作庭が開始される予定である。今後、JAXAと協議の上、今後の宇宙環境利用活性化に向け、この宇宙庭園実施についての公表と広報を開始する。
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