動物介在療法・活動におけるイルカの有用性に関する研究
Project/Area Number |
18658116
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
太田 光明 麻布大, 獣医学部, 教授 (20134504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩橋 和彦 麻布大学, 環境保健学部, 教授 (00232695)
吉原 英児 麻布大学, 環境保健学部, 助教授 (80147975)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 動物介在療法 / 動物介在活動 / イルカ / 鳴音 / ホィッスル |
Research Abstract |
イルカは数Hz〜1600kHzに及ぶ音波を使い分け、水中での個体識別や仲間とのコミュニケーション、反響定位(エコロケーション)などを行っている。イルカ介在療法(Dolphin-assisted therapy,DAT)・活動の効果を評価するうえで、イルカの行動変化や鳴音変化は重要なパラメータになると考え、DATの前後とDAT中における鳴音と行動を記録・解析し、興味ある結果を得た。 鳴音はそれぞれ波形の成分、継続時間、発生頻度を解析し、行動は連続サンプリングを用い、DATにおけるイルカの反応の変化について比較検討した。波形の分類は、直線上の波形はI型、右上がり状の波形はII型、右下がり状の波形はIII型、凹状の波形はIV型、凸状の波形はV型、N字状の波形はVI型、山が2つ以上の波形はVII型とした。その結果、1)DATの前後とDAT中とを比較した平均周波数と周波数振幅値、可視的な波形の分類、鳴音の発生回数、日別の鳴音発生回数において有意な差が見られた。平均周波数においては行動の活発性と関連があり、より活発に行動している時は高い周波数の鳴音、活発性が比較的低い時は低い周波数の鳴音が観察された。2)波形の種類が増加するときには、より複雑なコミュニケーションを取っている可能性が示唆された。また、より複雑なコミュニケーションを取っていると考えられるときにIV型、V型、VI型、VII型などのより複雑な波形は多く用いられるということも推察された。3)鳴音の発生回数の比較でDAT中に回数が飛躍的に多いことから、イルカが人に対してもコミュニケーションを取ろうとしている可能性が示唆された。 これらのことから、平均周波数や周波数振幅値、波形の型などにDAT前後と最中において明らかな変化がみられ、この鳴音を用いた評価法はイルカとヒトの関係、さらにDATの効果を考察する上で大いに有益であることがわかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)