Project/Area Number |
18659102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Human pathology
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
岡安 勲 Kitasato University, 医学部, 教授 (20014342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 功 北里大学, 医学部, 講師 (90316943)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 潰瘍性大腸炎 / 腸内細菌 / 16SrRNA遺伝子 / 16SrDNA / Fusobacterium varium |
Research Abstract |
潰瘍性大腸炎(UC)は原因不明であるが、発症には腸内細菌が関与していると考えられる。我々は患者大腸粘膜の培養法からFusobacterium varium(F.varium)がUCの発症に関わることや、UC患者にF.variumを対象とした抗生剤によって大腸炎が有意に改善することを示した。しかし、UCの発症原因としては複数の腸内細菌が関与していると考えられるため、細菌の16SrRNA遺伝子多型性を利用した、UC大腸粘膜局所における細菌の同定方法を確立し、UC発症に関わる腸内細菌の同定を目指した。 方法として、1.OCT compound包埋UC患者大腸粘膜凍結切片を用い、以下の手順による同定方法を検討し、確立した:(1)laser-captured microdissectionによる病変局所の採取とDNA抽出,(2)16SrDNAのPCR,(3)plasmid vectorへのクローニング、(4)半定量を行うための多数クローンの採取、(5)plasmidクローンのsequencing,(6)細菌データベースを用いた同定。2.さらに本方法を使ってUC患者大腸粘膜生検資料の陰か炎、大腸内腔側粘膜などから選択的に試料を得て、局在する細菌の同定を行った。 結果として、(1)UC患者大腸粘膜の未固定凍結切片の病変部からmicrodissection法にて、正確に病変部を採取して、16SrDNAの上流域でPCRをかけ、DNA抽出kit及びPCR条件を検討して、非特異的細菌DNAは検出されずにかつ高いPCR感度を得ることができた。(2)連続凍結切かぶら陰か上皮を採取することによって、PCRで検出可能な細菌量を得て、細菌の同定かできた。(3)本方法によって3名のUC患者大腸生検組織からの細菌の同定を行い、多種類の場内細菌を同定し、そのクラスタリングを行った。 以上より、微量のUC患者大腸粘膜病変からの網羅的な細菌探索・同定系を確立することができた。本方法を使って少数例の病変部に局在する細菌の同定を行い、大腸炎発症に関与する可能性のある候補菌を同定した。
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