Research Project
Grant-in-Aid for Exploratory Research
ベトナムの蚊から数種類の日本脳炎ウイルス以外のウイルスを分離した。電子顕微鏡観察ではいずれもエンベロープを有するウイルスであることが判明した。その1つはLC/MS/MSによる解析により従来ベトナムではまったく存在がしらていなかったバンナウイルスのタンパク断片が検出され、遺伝子解析を行った結果、ベトナム特有のバンナウイルス(レオウイルス)であることが判明した。さらに中国で過去に分離されたバンナウイルスとの比較からベトナムのウイルス遺伝子の一部は中国のウイルスと共通であり、このウイルスがアジア大陸に広く生息していることが示唆された。(投稿中)さらに、まったく新種のウイルスでありNidoウイルス科に分類されると思われるRNAウイルスを分離した。これは蚊から分離された世界で初めてのNidoウイルスと考えられ現在、動物での感染性やヒトにおける抗体保有調査を実施している。そのほかチクングチヤウイルスなどのアルボウイルスも確認できた。
All 2007 2006
All Journal Article (9 results) (of which Peer Reviewed: 3 results)
J.Clin.Microbiol 45
Pages: 351-357
Clinical and Vaccine Immunology 14
Pages: 146-149
J Virol 81
Pages: 8722-8729
J.Clin. Microbiol. 45
J.Clin. Microbiol. 44
Pages: 4172-4178
J. Clin. Microbiol. 44
Pages: 3134-3138
化学療法の領域 22
Pages: 56-60
成人病と生活習慣病 36
Pages: 910-913
小児科 44
Pages: 296-302