プロテオーム解析を用いた中皮腫発生予防のためのペプチドワクチンの開発
Project/Area Number |
18659174
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hygiene
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
本間 定 Jikei University School of Medicine, 医学部, 准教授 (50192323)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小幡 徹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80119776)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 中皮腫 / ペプチドワクチン / 樹状細胞 / プロテオーム / 質量解析 / LC / MS / 癌 / 生体分子 / バイオマス / 免疫学 |
Research Abstract |
中皮腫発生予防のためのペプチドワクチンを関発するために、C3H/HeNマウス由来肝癌細胞MIH-2を用いた前実験を行い、LC/MS/MSを用いた解析により候補抗原ペプチドとしてcytochrome P450(CYP)2J、 isoform、 Nucleolin、 tRNA-ribosyltransferaseの3種類の抗原がpick upされ、最終的にCYP2Jを抗原ペプチドに選定した。CYP2jの276-290アミノ酸よりなるペプチドをアジュバントとともにマウスに投与すると、マウス脾細胞は高いインターフェロン-ガンマの産生を示し、in vitro再刺激によりさらにインターフェロンーガンマの産生増強を認めることから、T細胞に抗原特異的反応性を付与するペプチドワクチンとして機能すること示された。しかし、ペプチド投与回数が6回を超えると脾細胞のインターフェロンーガンマの産生は著しく低下することが問題となった。この抑制の成立したマウスの脾細胞にはCD4+Foxp3+制御性T細胞とCD11b+Gr1+の未熟骨髄細胞の有意な増加が認められ、この2種類の細胞の誘導・活性化が抑制機構誘導に深く関与することが示された。また、IL-10,TGF-βなどの免疫抑制性サイトカインの関与は少なく、抑制性細胞のエフェクター細胞への直接的な接触が重要であると考えられた。悪性腫瘍発生の抑制を目的としたペプチドワクチンには至適投与量、回数が存在し、その決定が効果的なワクチンの活用に重要であることが判明した。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)