プロテオーム解析による劇症肝炎でのHGFの生理機能の解明と新規分子マーカーの探索
Project/Area Number |
18659211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
坪内 博仁 Kagoshima University, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60145480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桶谷 眞 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (50274816)
井戸 章雄 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (30291545)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 肝細胞増殖因子 / 劇症肝炎 / 遅発性肝不全 / プロテオーム解析 / SELDI-TOF MS / 肝細胞増殖因子(HGF) / 二次元電気泳動 |
Research Abstract |
本研究は、世界で初めて人体に投与きれる肝細胞増殖因子(HGF)の組換えタンパクの生体に及ぼす影響、ひいては人体におけるHGFの生理機能を網羅的なタンパク発現解析で明らかにし、劇症肝炎における病態の把握、予後予測など、診療に有用な新規分子マーカーを探索することを目的としている。劇症肝炎患者の血清サンプルでは血清ビリルビンが上昇しており、Surface Laser Desorption/Ionization (SELDI)プロテインチップによる解析を困難とする。そこで劇症肝炎患者血清を解析する前に、急性肝炎患者の血清を用いてサンプル調整の条件およびSELDI-Time-of Flight Mass Spcctorometry (TOF MS)による解析条件を確立した。次に研究代表者らが実施している劇症肝炎を対象とした組換えヒトHGFの第I/II相臨床試験に採用した4例について、HGF投与前後の血清サンプルを用いて解析を行ったところ複数の特異的なピークが検出された。しかし、これらのピークが投与されたHGFによるものか、それとも劇症肝炎の進展によるものかを、明らかにするために、新たな劇症肝炎患者の血清サンプルを収集すると共に、急性肝炎など他の肝疾患患者の血清サンプルを加えて解析を進めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)