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迷走神経刺激による動脈硬化プラーク安定化の試み

Research Project

Project/Area Number 18659230
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

砂川 賢二  九州大学, 大学院医学研究院, 教授 (50163043)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 市来 俊弘  九州大学, 大学病院, 講師 (80311843)
Project Period (FY) 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Keywordsアセチルコリン受容体 / ニコチン / 抗コリンエステラーゼ薬 / 動脈硬化 / アポリポ蛋白E欠損マウス / ob / obマウス
Research Abstract

ヒト大動脈由来の内皮細胞においてRT-PCRを用いてα7nicotinic Ach受容体の発現を確認した。この内皮細胞に、NF-kBを活性化するアンジオテンシンなどを投与し、TNFα産生に対するニコチン前投与の効果を検討した。TNFα産生はニコチンのみでむしろ増加傾向であた。さらにニコチンはTNFα産生に対する抑制効果を示さなかった。
粥状動脈硬化モデルであるアポリポ蛋白E欠損マウスに浸透圧ポンプを用いて抗コリンエステラーゼ薬およびニコチンを投与した。大動脈壁におけるマクロファージの浸潤はこれらの薬剤により低下する傾向にあったが有意差は得られなかつた(N=4)。もう少し実験数を増やして検討する必要があると考えられる。血中のアディポネクチンは増加する傾向にあった。しかし、血中のTNFαもむしろ薬剤投与群で増加する傾向にあった。現在、大動脈における動脈硬化の程度について定量的解析を行っている。
レプチンを欠損するob/obマウスに浸透圧ポンプを用いて抗コリンエステラーゼ薬およびニコチンを投与したが、脂肪脂肪における、TNFαmRNAの発現には有意な変化を認めなかった。白色脂肪細胞におけるマクロファージの浸潤、脂肪細胞の大小不同にも薬剤投与群と非投与群の間で有意差はみとめられなかった。
現在までに得られた結果は、残念ながら仮説とは異なり、α7nicotinic Ach受容体の活性化は動脈硬化の進展やメタボリック症候群に対して抑制的には作用しないというものであった。

Report

(1 results)
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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