Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
H19年度では以下の研究を行った。 1.ミエローマ細胞を用いて抗ヒトIL-18モノクロナール抗体を5クローン樹立した。 2.樹立した5クローンはすべてWestern Blot法に使用できた。18KdaのIL-18を認識した。 3.樹立した5クローンのうち一つ(1-8D)の抗ヒトIL-18モノクロナール抗体は免疫染色法に用いることが出来た。 4.この1-8Dを用いてCOPDの解析を行いCOPDの肺病変部でIL-18が強く発現することを報告した(Imaoka H,Hoshino T,Takei S,Kinoshita T,Okamoto M,Kawayama T,Kato S,Iwasaki H,Watanabe K,Aizawa H.Interleukin-18 production and pulmonary function in COPD.Eur Respir J.2008;31:287-297.)。 5.これらの抗ヒトIL-18モノクロナール抗体の組み合わせではELISAは出来なかった。 これらの実験結果から,これらの抗ヒトIL-18モノクロナール抗体は強い中和活性を持っていない可能性が高い。しかし抗ヒトIL-18モノクロナール抗体を5クローン樹立し,ヨーロッパ呼吸器学会誌に報告した。現在,"IL-18に対する高い中和活性能を持つモノクロナール抗体作成には,抗IL-18受容体抗体が良い"との作業仮説を持つに至っている。
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