いかなる変異に対しても特異的な新規RNA干渉法のin vivoでの有効性の検討
Project/Area Number |
18659256
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
久保寺 隆行 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, COE拠点形成特別研究員 (40376801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 隆徳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教授 (90231688)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | siRNA / ALS / 遺伝子治療 / トランスジェニックマウス / SOD1 |
Research Abstract |
(1)siRNA抵抗性SOD1トランスジェニックマウスの作製 ヒトSOD1の中でsiRNAの標的部位となる塩基配列を,そのコドンよりコードされるアミノ酸は変えないように,変換できる塩基をすべて置換し,siRNA抵抗性ヒト野生型SOD1発現ベクターを作製した。 siRNA抵抗性ヒト野生型SOD1発現ベクターを受精卵にマイクロインジェクションし,siRNA抵抗性SOD1トランスジェニックマウスを作製した。作製したマウスの確認は尾から蛋白質を抽出しウエスタンブロッティング法でヒト野生型SOD1の発現を確認することによって行った。 (2)ダブルトランスジェニックマウスの作製 作製したsiRNA抵抗性SOD1トランスジェニックマウスのオスとSOD1-siRNAトランスジェニックマウスのメスとを体外受精させSOD1-siRNAトランスジーンとsiRNA抵抗性SOD1トランスジーンの両方を有するダブルトランスジェニックマウスを作製した。尾から抽出したゲノムDNAからPCR法で両方のトランスジーンを確認することによってマウスの確認を行った。過剰発現した野生型SOD1は,ウエスタンブロッティング法でsiRNAに抵抗性であり,内因性SOD1の低下を補った。 (3)ダブルトランスジェニックマウスの解析 ダブルトランスジェニックマウスにおいて野生型SOD1のタンパクが補われ,さらに赤血球中のSOD1の酵素活性が内因性SOD1と同程度にまで回復していることを示した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)