Project/Area Number |
18659294
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
藤川 敬太 Nagasaki University, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (90404285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 純 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90325639)
折ロ 智樹 (折口 智樹) 長崎大学, 医学部, 准教 (90295105)
玉井 慎美 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究, 客員研究員 (60380862)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 蛋白シトルリン化 / 関節リウマチ / 滑膜線維芽細胞 / CaMK II / PADI / HL-60 / CaMKII |
Research Abstract |
1.滑膜線維芽細胞の蛋白シトルリン化を誘導する細胞刺激:滑膜線維芽細胞の蛋白シトルリン化を誘導する酵素(peptidylarginine deiminases:PADIs)発現および活性の検討 2.滑膜線維芽細胞の蛋白シトルリン化を誘導する、刺激依存性kinase cascadeの同定-I 3.滑膜線維芽細胞の蛋白シトルリン化は、CaMKIIアイソフォーム特異的に誘導されうるか? 4.滑膜線維芽細胞の蛋白シトルリン化を誘導する、刺激依存性kinase cascadeの同定-II:RNAiとdominant negative遺伝子導入を用いた、データの検証 の研究課題のうち、まず課題1の、滑膜線維芽細胞でRT-PCR法を用いてPAD4のmRNAを検索し、ウエスタンブロット法を用いて蛋白発現レベルを検討した。滑膜線維芽細胞では、PAD4のmRNAは検出できなかった。蛋白レベルではPAD4が発現していたが、シトルリン化蛋白の発現は捕らえることはできなかった。炎症性サイトカインやCaMKIIインヒビターで刺激したがその発現に変化は認められなかった。そこで、顆粒球由来の白血病細胞であるHL-60細胞株を用いてPAD4の発現とシトルリン化蛋白の発現を検討した。HL-60細胞株でRT-PCR法を用いてPAD4のmRNAを検索し、ウエスタンブロット法を用いて蛋白発現レベルを検討した。HL-60細胞株では、PAD4のmRNAが発現していた。また、PAD4蛋白の発現およびシトルリン化蛋白の発現が検出された。HL-60細胞株を用いて、ATRAで好中球様細胞に分化させると、PAD4のmRNAは亢進し、PAD4蛋白の発現およびシトルリン化蛋白の発現が亢進した。以上の結果より、PAD4および蛋白シトルリン化は細胞の分化に関わっていることが示唆された。
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