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Ets2を標的遺伝子とした脳腫瘍浸潤抑制法の確立

Research Project

Project/Area Number 18659430
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cerebral neurosurgery
Research InstitutionHyogo College of Medicine

Principal Investigator

藤川 浩一  Hyogo College of Medicine, 医学部, 講師 (40312136)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西崎 知之  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00221474)
山本 悟史  兵庫医療大学, 薬学部, 教授 (60220464)
永田 徹  兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (60131588)
山本 英幸  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (70373529)
Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsグリオーマ / 浸潤 / 遺伝子治療 / Ets2
Research Abstract

前年度に引き続き、ヒト・グリオーマ由来細胞株に対してレトロウイルスベクターを用いる事によりEts2の強制発現およびsiRNAによるノックダウン細胞株の樹立をおこなった。A172,U251,T98,SF126細胞株を用いて、それぞれEts2を高発現する安定化細胞株およびEts2をノックダウンした細胞株を樹立した(合計8種の細胞株)。全ての細胞株において形態学的変化は認められなかった。さらに、各細胞株の分裂速度をMTT assayにより決定したが、明らかな違いは認められなかった。また、Invasion assayにより浸潤能の違いを比較検討したが、これに関しても明らかな違いを認める事はできなかった。そこで、転写因子であるEts2が認識するETS結合配列に同じく結合するEts1を用いて同様の実験をおこなったが、Ets1の場合にも腫瘍由来細胞の増殖速度および浸潤能に明らかな違いは認められなかった。近年の報告によると、Ets2タンパク質は転写因子でありながら核内ではなく細胞質内において何らかの作用を持つ事が示唆されており(特に神経細胞)、Ets2タンパク質が細胞質内の何らかのタンパク質と結合すると考えられている。そこで、上記の4種類のグリオーマ由来細胞株に対してDNA結合ドメイン(核移行シグナルを含む)を欠損したEts2を強制発現させる実験をおこなった。その結果、全ての細胞株において増殖速度の低下が認められるという興味深い結果を得る事ができた。現在は免疫沈降法を用いてEts2タンパク質と結合する細胞質内タンパク質の同定を試みているところであるが、市販のEts2抗体では良好な結果が得られないため、独自で新規抗体の作成をおこなっているところである。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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