転写因子の発現による未分化間葉系幹細胞の骨芽細胞への分化
Project/Area Number |
18659625
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Periodontal dentistry
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
小方 頼昌 Nihon University, 松戸歯学部, 教授 (90204065)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 寿美 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (20102577)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | 遺伝子プロモーター / 転写調節 / 石灰化 / 骨芽細胞 / 遺伝子発現 / 転写因子 / 成長因子 / ホルモン / フラボノイド / ケルセチン / 骨シアロタンパク質 |
Research Abstract |
ROS17/2.8骨芽細胞様細胞において,BSPmRNA量は1μg/mlのリポポリサッカライド(LPS)刺激で経時的に減少した。また,細胞をテステステロン(DHT,O^<-8>M,24h)で刺激してもBSPmRNAの発現は変化しなかったが,細胞内にアンドロゲン受容体(AR)を過剰発現させるとBSPmRNA量は増加した。 転写開始点から-108塩基対上流およびそれよりも上流のBSPプロモーター配列を含むルシフェラーゼコンストラクトの活性は,LPSにより抑制された。ROS17/2.8細胞内にARを過剰発現させると,-ll6塩基対上流およびそれよりも上流のBSPプロモーター配列を含むルシフェラーゼコントラストで転写活性が上昇した。 ゲルシフトアッセイの結果,FREおよび3'-FRE配列に結合する核内タンパク質は,LPS刺激後,経時的に減少した。cAMP応答配列(CRE)に対する結合は,LPS刺激後変化はないが,アイソトープ標識していない40倍濃度のCRE配列を加えると結合が減少した。CREおよびアクチベータープロテイン1/グルココルチコイド応答配列(AP1/GRF)とROS17/2.8細胞から抽出した核内タンパク質との結合は,コントロールおよびDHT(10^<-8>M,24h)刺激に比べて,ARを発現させた核内タンパク質で増加し,AP1/GREでは2本のバンドが認められた。抗体を用いたゲルシフトアッセイおよび免疫沈降法の結果,CRE配列にはリン酸化CRE結合タンパク質,ARおよびc-Fos,AP1/GRE応答配列にはARおよびc-Fosが結合していると考えられた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)