看護場面における選択的注意(リスク認知)の眼球停留関連電位
Project/Area Number |
18659646
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fundamental nursing
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
上村 美智留 Tokyo Health Care University, 医療保健学部, 教授 (80364165)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 昭宏 関西学院大学, 文学部, 教授 (50166477)
横山 久美 東京医療保健大学, 医療保健学部, 助手 (50434436)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 看護学 / 観察技術 / リスク認知 / リスクマネジメント |
Research Abstract |
本研究は、「看護の場の描写や映像から、選択的に注意が向けられるリスク認知について、生理心理学的客観的指標である眼球停留関連電位(eye fixation related potential: EFRP)を測定することによって明らかにする。」ことを最終目的とし、平成20年度では下記の結果により示唆が得られた。 1.立位が安定する足の位置を認知した時の眼球停留関連電位について:第96回看護師国家試験問題における立位が最も安定する足の位置の出題を改変して、ディスプレイ上に足型を提示した。正答率が80%以上である者は振幅が7.06〜7.98(mv)、80%未満の者は3.91〜6.81(mv)で、正答率が高いと振幅が深い傾向が認められた。しかし、潜時は56.0〜96.0(mv)でばらつきがあり、眼球停留関連電位を示すラムダ反応が出現したとは言いがたい。ただし、振幅が増加するのは、選択的注意が向けられた時に発生する視覚刺激の事象関連電位といわれていることから、正答率が高い者の振幅が低い者と比べて深いということは、立証できたのではないかと考える。 2.三方活栓のコックの向きを認知した時の眼球停留関連電位について:被験者に特定の向きのコックをターゲットして検出させた所、探索中にP100成分(ラムダ反応)が増大し、その後P300成分も出現した。このことは、限球停留関連電位が、看護の場の描写や映像つまり視覚作業の評価に使えることを示唆している。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)