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生殖補助医療によって子どもが得られなかった夫婦のライフヒストリー研究

Research Project

Project/Area Number 18659661
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

中込 さと子  Hiroshima University, 大学院・保健学研究科, 准教授 (10254484)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横尾 京子  広島大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (80230639)
藤本 紗央里  広島大学, 大学院・保健学研究科, 助教 (90372698)
村上 真理  広島大学, 大学院保健学研究科, 助手 (10363053)
Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords不妊 / 不育 / 生殖補助医療 / ライフヒストリー / 看護
Research Abstract

研究目的:今年はARTの不妊治療をした友人を持ち、一般不妊治療のみで最終的に子どもを得られなかった夫婦からみた、現在の不妊治療と、現在子どもがいない人生を送ってきたことをどう受け止めているか記述することを目的とした。研究方法:ライフヒストリー研究とした。情報提供者は、現在60歳代で、結婚後一般不妊治療をしたが、生児を得ることなく閉経を向かえた現在に至る夫婦であった。データ収集は平成20年2月1日から同年2月20日であり、半構成的面接によって行った。面接場所・日時は、対象が希望した場所で行った。面接内容は、不妊であることや不妊治療に関連して経験した印象的な出来事と、その出来事における他者や社会との関係、および自分の行動や考えたこととした。語りの内容は、許可を得てICレコーダーに録音し逐語録にした。分析は、語られた内容について不妊治療に関連した部分を抽出し、その個人のストーリーとして再構成し、各ストーリーから現代社会における不妊について分析した。結果と考察:夫婦とも子どもが人一倍好きだったが子どもについて話題にしなかった。転居、転職など人生設計の中でお互いに子どもがいない将来設計をしていることを暗黙に確認した。夫婦は兄弟も多く子どもを求められる立場になかった。やがて治療側も夫婦間の関係が安定していると周囲は子どもがなくてもやっていける夫婦と見手いることを察知した。また夫はARTについては人工的イメージが強かった。夫婦は二人の生活を閉ざすことなく多くの人々を受け入れるようになった。「できないこと」を悩まない。夫婦にとって「不妊」を話題にすることなく日常で暗黙に夫婦のライフスタイルを作っていた。

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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