マルチビーム型RFQリニアックによる大強度イオンビームの加速制御に関する研究
Project/Area Number |
18684006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
林崎 規託 Tokyo Institute of Technology, 原子炉工学研究所, 助教 (50334537)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥29,900,000 (Direct Cost: ¥23,000,000、Indirect Cost: ¥6,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
Fiscal Year 2006: ¥23,010,000 (Direct Cost: ¥17,700,000、Indirect Cost: ¥5,310,000)
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Keywords | マルチビーム / IH-RFQリニアック / レーザーイオン源 / 直接プラズマ入射法 |
Research Abstract |
本年度は,平成18年度に製作したマルチビーム型IH-RFQリニアックのためのレーザーイオン源開発と,ビーム加速試験を中心に研究を展開した。まず,マルチビーム型IH-RFQリニアック本体の開発については,製作したプロトタイプ機についてネットワークアナライザを使用した低電力試験や真空試験をおこない,電気的特性や真空特性が問題ないことを確認した。高周波増幅器には既存装置を利用する計画であったが,制御系システムが旧式で本研究用に対応しなかったため,新しく高周波電源用制御ユニットを整備し,高周波電力増幅器の動作確認とあわせて現地調整を実施した。マルチビーム対応レーザーイオン源の開発については,ミラー系などの詳細検討結果をもとに,ダブルビーム型を新しく設計・製作した。そして,既存のイオン源テストベンチを利用して,ビーム電流量やビーム波形など基本特性の測定をおこなった。また,ビーム出射系として通常のシングルビーム用の偏向電磁石やビームモニターは使用できないため,静電偏向分析器やマルチビーム対応のファラデーカップなどを新しく製作した。レーザープラズマ直接入射法を利用する本研究では,イオン源と加速空洞が直結されるので,ビーム入射系に関しては不要である。そじて,レーザーイオン源,プロトタイプ機およびビーム分析系を組み合わせてビーム加速実験システムを完成させ,現在は総合試験の実施中である。これらの研究成果については, The 9th European Conference on Accelerators in Appl ied Researchand Technology (ECAART-9)や,日本原子力学会などにおいて報告をおこなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)