乳癌臨床検体を用いたドセタキセル耐性遺伝子の同定と機能解析
Project/Area Number |
18689005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Drug development chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
前佛 均 The University of Tokyo, 医科学研究所, 助教 (90372820)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥27,430,000 (Direct Cost: ¥21,100,000、Indirect Cost: ¥6,330,000)
Fiscal Year 2007: ¥14,300,000 (Direct Cost: ¥11,000,000、Indirect Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥13,130,000 (Direct Cost: ¥10,100,000、Indirect Cost: ¥3,030,000)
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Keywords | マイクロアレイ / ゲノム / 薬剤反応性 / 乳癌 / 抗癌剤 / ドセタキセル / 術前化学療法 / 抗癌剤耐性 |
Research Abstract |
乳癌臨床検体を用いたレーザーマイクロビームマイクロダイセクション法によるcDNAマイクロアレイ解析により正常乳管細胞に比べて乳癌細胞において、高頻度に高発現している遺伝子群の同定をおこなった。また、ドセタキセルに対する感受性情報と遺伝子発現プロファイルを用いてRandom Permutationテストを行い、感受性の強い症例群と感受性の弱い症例群の間で統計学的に有意に発現量の異なる遺伝子群278遺伝子を同定した。更に両群からそれぞれ1例ずつランダムにサンプルを抜き出し、異なる12の感受性群vs非感受性群の組み合わせを用いて、同様の解析を行ったところ、4回以上の解析で共通して選び出され、p値が0.0001以下であった51遺伝子を同定した。この51遺伝子のうち、20遺伝子がドセタキセル非感受性群において感受性群よりも相対的に高発現していることが判明した。また、感受性群8例と非感受性群12例を用いてLeave-one-out cross validation testにより、遺伝子発現量に基づき各サンプルに点数化を行ったところ、有意差上位9遺伝子を用いることで感受性群8例は全てプラスのスコアを、非感受性群12例は全てマイナスのスコアを示した。更に、この9遺伝子を選別する際に用いなかった9症例に対し、同9遺伝子によるスコア化を行ったところ、2例の感受性症例と7例の非感受性症例を正確に予測することが可能であった。現在、非感受性症例群において高発現している遺伝子群について、機能解析を行っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)