Project/Area Number |
18700034
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Software
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
河野 健二 Keio University, 理工学部, 准教授 (90301118)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | フラッシュクラウド / サーバ配信 / オーバーレイネットワーク / ネットワーク座標系 / GNP / 分散ハッシュテーブル / CAN / フラッシュ・クラウド / オーバーレイ・ネットワーク |
Research Abstract |
本研究の目的は, flash crowds などの集中的なアクセスが発生しても安定したサービスを提供し続けるインターネット・サーバの構成法を確立することである.インターネット上に数千から数十万台規模のノートを地理的に分散配置した巨大なサーバ配信ネットワークを創出するための基盤技術を供する.サーバ配信ネットワークとは,複数のサービスを同時に提供するための基盤であり,その上で数万から数百万の異なるサービスを同時に提供する.サーバ配信ネットワークでは,各サービスの規模に応じて自動的に複数のノートが選択され,サービスを提供するサーバ・プログラムが選択されたノートに配送され,各サービスの提供が行われる.このようなサーバ配信ネットワークを実現するための基本的なプロトコルの設計を行った.具体的にはCANという分散ハッジュテーブルとGNPというノート間距離の推定方式を組み合わせたオーバーレイ・ネットワークを構築し,そのうえでアクセスパスの集中度というメトリックを用いたアクセス状況の監視・およびサーバを配信する位置の特定を行う手法を確立した.さらに,仮想パス拡張などの最適化手法を開発し,前年度に開発した基本機構の精度をさらに高めることに成功した.大規模シミュレーションによる徹底した評価を行った結果,本提案機構はほぼ期待通りの動作を行うことが確認できた.すなわち1) flash crowds などのアクセス集中に対しても頑強である2)広域分散環境におけるサーバの負荷分散が可能となる,3)クライアントの多い地域にサーバを集中配備し応答性の向上,インターネット全体におけるトラヒック量の削減などの効果が得られている.これらの成果は国際会議等で発表することができ,一定の成果を出すことができたと考えている.
|
Report
(2 results)
Research Products
(7 results)