Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Research Abstract |
本研究では,これまでに確立したシャドー・コピー技術を用いて立体化した2次元GISに対し,ユーザが,レガシー・システムとして既に存在しているシミュレーション・システム,データベース,ウェブ・アプリケーションといった様々な情報システムを,ビューだけでなく検索機能も含めて、画面上の直接操作により組み合わせて,種々の3次元地理シミュレーション・システムを構築するための基盤技術を確立することを目標としている.この目標を達成するため,1.地理シミュレーション・システムとの連携統合技術の確立,2.データベースやウェブ情報との3次元統合可視化技術の研究、3.課題1.及び2.の複数レガシー・システムに跨る検索統合技術の確立,の3つの研究課題の実現を目標とした.当該年度は、下記の研究課題を実現した. (1)地理シミュレーション・システムとの連携統合技術の確立 a.前年度までに2次元グラフィック出力を持つレガシーおよびGUIを持たないレガシーのシャドー・コピー技術は既に開発を終えている.当該年度は、前年度までに確立したシャドー・コピー技術を拡張し,3次元表現GUIを持つレガシーの3次元仮想環境へのジェネリックな変換法の基盤的研究を行った. b.具体的応用例として,高性能グラフィックスPCを用いて、雪崩シミュレーショシ・システムを2次元GISとビュー統合するシステムを実装し,本手法の有効性を検証した. (2)データベースやウェブ情報との3次元統合可視化技術の研究 a.前年度の成果に基づき可視化したデータベースと,ウェブ上の統計データとを関係演算に基づき位置情報に関連付けて統合可視化する技術へと展開した. b.ウェブ情報に関しては、ウェブサービスとして提供される種々の情報も,2次元GISの保持する位置情報と関連付けて3次元統合可視化する仕組みについて基礎的研究開発を行い,それを情報可視化に関する国際会議IV07にて成果発表した. (3)課題(1)及び(2)の複数レガシー・システムに跨る検索統合技術の確立 課題(1)及び課題(2)で確立した技術を応用し,課題(1)で統合したシミュレーション結果を空間クエリとしてデータベースおよびウェブ上から統計データを取得し,これらを2次元GISの位置情報と関連付けて検索・3次元可視化する検索統合システムを試作開発した.この成果の一部は国際ワークショップPISA2007にて発表した.
|