情報検索効率向上のためのP2Pネットワーク自己組織化アルゴリズムに関する研究
Project/Area Number |
18700089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
春本 要 Osaka University, 大学院・工学研究科, 准教授 (50263215)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | アルゴリズム / インターネット高度化 / 情報検索 / 自己組織化 / トポロジ / ビアツーピア / ピアツーピア |
Research Abstract |
本研究課題は、移動型端末やセンサー類を含む多様な情報源から提供される情報の検索効率の向上させることを目的としている。平成19年度は、本研究課題に関して以下の成果を得た。 まず、ユビキタス環境において顕著となる位置および時間に依存した問合せに対して効率的に応答を返すことができるP2Pネットワーク構成手法を提案した。また、構成されたP2Pネットワーク上での問合せ転送手法として、問合せ条件に対するコンテンツの適合度および地理的距離に基づいて問合せ転送を行うDistance方式を提案し、その評価を行った。さらに、評価結果から、高い適合度をもつコンテンツを取得しつつネットワークトラフィックを削減できることを示した。 しかし、同一ピアが同一の問合せを重複して受信するためのネットワークトラフィック増大の問題が発見されたため、その改良方式として問合せの転送方向も考慮したDAV(Direction-Aware Value)方式を提案した。また、保持コンテンツの時間依存重要度の類似度に従ってP2Pネットワークを再構成する方式(DAV-R-TZS方式)を提案し、シミュレーション実験によってその評価を行った。その結果、改良方式はDistance方式と比較してネットワークトラフィックをさらに削減しつつ、適合度の高いコンテンツの取得率を向上させることができることを示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)