手指動作入力による自己参照型身体的バーチャルコミュニケーションアバタに関する研究
Project/Area Number |
18700123
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石井 裕 Kobe University, 学術情報基盤センター, 助教 (30372642)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | ヒューマンインタラクション / 身体的アバタ / 手指動作入力 / バーチャルコミュニケーション |
Research Abstract |
本研究は,制約的なコミュニケーション環境などで身体全体が動かせない場合の代用として,あるいは意識的にある種の繊細な,躍動的な身体動作で表現したい場合に,手指部の動作入力による円滑なインタラクションを支援するシステムを開発することを目的としている.直接的・感覚的な操作によるアバタを介してコミュニケーションを行うための手指動作入力による身体的バーチャルコミュニケーションシステムのコンセプトを提案するとともに,手袋型センサを用いたプロトタイプを開発し,システムの有効性を確認している.より一般的なデバイスを用いてアバタ操作を実現するために,球状の操作対象によりアバタの頭部としでのメタファを活用できるトラックボールに着目し,トラックボール入力型のPuppetAvatarを開発してワイヤレスマウスあるいは3次元マウスを用いたシステムと比較検討を行った.-対比較または5項目のアンケート評価結果からトラックボールを用いたPuppetAvatarが高く評価され,コミュニケーション効果を確認した. さらに直感的なアバタ操作を行うことを目的として,3自由度を有する3次元トラックボールを開発した.Pitch, Roll, Yawそれぞれの回転を光学センサにより直接的に計測している.15組30人のコミュニケーション実験による官能評価結果及び行動分析結果よりシステムの有効性を確認した.より意識的な入力を要するデバイスを用いることにより,対話者の身体を直接的に表現することで身体的対話空間を共有し,対話者同士が身体的関係を構築することができる.3次元トラックボールは,操作部であるボールをCGキャラクタの頭部動作として操作するメタフアを活用した簡易入力デバイスとして期待できるもので,本研究で構築したアバタ動作合成手法はポインティングデバイスを利用したインタラクション支援システムにおいて有用な手段であることを確認した.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)