Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Research Abstract |
本研究課題の目的である,「屋内における個人の行為・行動と興味・趣味との関係のモデル化とその利用」を実現するために,以下に示すシステムの開発と,昨年度に作成したユビキタス環境と本年度のシステムを統合したユビキタス情報サービスを試作した. 1.ラフ集合と統計の手法を組み合わせた各個人の感性をモデル化するためのアルゴリズムを考案した。 2.昨年度構築したユビキタス環境のプロトタイプシステムを利用して蓄積した各個人の興味・行動ログから,アルゴリズム1を用いて各個人の感性をモデル化するためのプロトタイプシステムを開発した. 3.実験室内に作成した模擬の洋服店にユビキタス環境とシステム1を組み込み,洋服を購入する消費者の店内行動と興味の関係のモデル化とそのモデルを利用して,各消費者に店内ディスプレイを利用して,各消費者にカスタマイズした情報を提供する情報サービスの構築を行った。 本研究成果に1,2より,プロトタイプ段階ではあるが,興味・行動ログから各個人の商品に対する興味に関するモデルの作成が可能となり,各消費者の興味に適するであろうと推測した商品に関する情報を提供できるユビキタス環境を実現した. 本研究成果に2より,洋服店舗内で各消費者が行う「洋服を触る」や「鏡を利用する」などの行動を蓄積し,その行動とその個人の興味を分析することで,その個人の興味に適すると考えられる洋服や洋服のコーディネート例を提供する情報サービスを実現した. 本研究成果により人々が,多種多様な商品群の中から、検索の手間をかけることなく各自の興味に適する商品の情報を効率的に手に入れることができる「個人適合型ユビキタス環境」を実現した.
|