色恒常性に寄与する視野領域と刺激特徴の視野制限法による抽出
Project/Area Number |
18700218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sensitivity informatics/Soft computing
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
横井 健司 東大, 先端科学技術研究センター (10345374)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 実験系心理学 / 認知科学 / 感性情報学 / 色覚情報処理 / 眼球運動 |
Research Abstract |
色恒常性に関しては視野内の情報から照明光成分を推定することで視対象の色成分を抽出していると考えられるが、具体的にどの視野領域が色恒常性に寄与しているかは不明である。そこで本研究では、視野追従型の視野制限を行うことで色恒常性に寄与する視野領域を定量的に測定することを目的とした。 1.実験システムの構築 眼球は非常に高速で運動するため、視線に追従して視野制限を行うためには可能な限り遅延を少なくする必要がある。そこで本研究では、500Hzでサンプリング可能な眼球運動測定装置とビデオ合成器を組み合わせることで高速に視野制限を行えるシステムを構築した。 2.予備実験の実施 構築した実験システムの有効性を検証するとともに実験計画を策定する上で必要な実験条件を絞り込むために、(1)視線追従視野制限下での視覚的注意特性と空間認識、(2)視野運動解析からの色認識プロセスに関する実験を行った。実験の結果、(1)に関しては視野サイズと視覚的注意が密接に関連し、被験者毎の知識や熟練度が空間の認識に強く影響することが確かめられた。また、視線の軌跡が被験者の認知状態を表している可能性が得られた。(2)に関しても、被験者応答では差が見られなくとも、視線移動の潜時や注視位置が刺激条件に依存して変化することが明らかとなった。 3.研究発表と情報収集 予備実験等により得られた成果は国内外の学会において速やかに発表を行った。また、関連する学会や研究会にも積極的に酸化することで、最新の研究動向を把握するとともに本研究に有益な情報の収集を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)