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音楽を介するコミュニケーションの認知的メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 18700261
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cognitive science
Research InstitutionKanazawa Institute of Technology

Principal Investigator

山本 知仁  Kanazawa Institute of Technology, 工学部, 講師 (60387347)

Project Period (FY) 2006 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Keywords音楽 / コミュニケーション / 呼吸 / ジャズセッション / ピアノ / ドラム / ベース
Research Abstract

本研究では,2年間で以下の2つの具体的な目的を達成することとした.
1.2人のピアノ演奏者による共同演奏において演奏リズム,呼吸リズムをダイナミクスレベルで解析し,演奏者間のコミュニケーションモデルを具体的に表現する
2.解析対象として一般的な演奏形態であるジャズセッションを撰び,演奏リズム,呼吸リズムを解析して,コンセプトレベルのモデルを提案する
1については,二人の演奏者からなるピアノの共同演奏の実験を行った.結果として比較的簡単な演奏においては単純な振動子で記述できるようなダイナミクスによって演奏が制御されるのに対し,複雑な演奏では高次の項を含むような階層的なダイナミクスによって演奏が制御されることが示唆された.また,簡単な曲を演奏する場合には呼吸リズムと演奏リズムのカップリングが弱くなるのに対し,複雑な曲ではそのカップリングが強くなることが示唆された.これらの結果に基づき,具体的なモデルの記述を試みた.
2についてはジャズセッションの基本となるベースとドラムによる,単純な曲での共同演奏の実験を行った.結果として,対クリックなどの固定的な演奏と合奏をするときと比べ,対面演奏の共同演奏ではむしろ演奏のゆらぎが小さくなり,演奏の同期も高くなることが明らかになった.これらの結果から,演奏楽器が異なる,一般の共同演奏において比較的単純な曲を演奏する場合,両者のリズムのカップリングは強く,また非常に安定していることが示唆された.これらの結果より,コンセプトレベルのモデルの構築を試みた.

Report

(2 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report

URL: 

Published: 2006-04-01   Modified: 2016-04-21  

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