シナプス維持、可塑性を制御する神経栄養因子シナプトトロフィンファミリーの解析
Project/Area Number |
18700324
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neuroscience in general
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
飯島 崇利 Keio University, 医学部, 助教 (90383702)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | シナプス形成 / 小脳 / サイトカイン / シナプス可塑性 / Clq / TNF-a スーパーファミリー / Cbln / TNF-alphaスーパーファミリー |
Research Abstract |
Cbln1はClq/ TNF-alphaスーパーファミリーに属する新しい分泌タンパク質であり、小脳顆粒細胞に豊富に発現する。cbln1 ノツクアウトマウスは平行線維-プルキンエ細胞間におけるシナプス形成不全やLTDの障害が見られることから、成熟小脳においてシナプス形成維持やシナプス可塑性に関わることが示唆されている。また興味深いことに、これまでにCbln1には少なくとも他に構造的に非常に類似した3つのファミリー分子(Cbln2, Cbln3, Cbln4)が神経系で存在していることも明らかにされてきた。今回、私はCblnファミリー分子の詳細な発現(18年度)に加え、生化学的特性を明らかにした。 Cblnファミリー分子をHEK293細胞や培養小脳細胞に導入してその生化学的特性を調べたところ、CblnファミリーはCbln3を除いて全てが糖鎖修飾を受ける分泌タンパク質であった。 Cbln1 は6量体を形成することが知られているが、Cblnファミリー間での相互作用をHEK293細胞での共発現により解析したところ、互いにホモマー、ヘテロマーを形成した。さらに、上記のように分泌能を持たないCbln3が、in vivo でCbln1とヘテロマーを形成することで一部分泌されることを免疫電顕やcbin]ノックアウトマウスの解析などにより明らかにした(Lijima, et. al, Eur. J. Neurosd, 2007)。現在はCbln1の小脳におけるシグナル伝達機構について解析中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)