脳神経外科医による臨床データマイニングのための手書き入力インタフェースの開発
Project/Area Number |
18700442
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Medical systems
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
藤原 俊朗 Iwate Medical University, 医学部, ポストドクター (60405842)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | インタフェース / ボリュームレンダリング / 3次元表示 / 脳神経外科 / MRI / 3.0 Tesla / ナビゲーション / ソフトウェア / ヒューマンインタフェース / ボリュームデータ / データマイニング |
Research Abstract |
本研究では,新たな臨床知見取得を支援することを目指し,脳神経外科臨床医が3次元データを容易に表示・編集・解析可能なソフトウェアインタフェース(Synchronous Editable Interface: SEI)を開発した.また,その臨床的有用性について評価を行った.脳神経外科臨床医10名による定性評価結果から,SEIは脳腫瘍症例におけるアプローチ検討支援に有用であった.本成果については日本コンピュータ外科学会論文誌にて報告を行なった.また,インタフェースの客観的有用性について評価可能な,3次元表示を利用した中心溝同定能評価手法を開発した.本手法により,開発したインタフェースの客観的な評価が今後可能となることが期待された. 本研究では,インタフェースによるデータマイニングの対象となりうる新たな3次元MRIデータ取得についても検討を行ない,高解像度3次元拡散強調MRI撮像法および解析・可視化システムを開発した.本データにより,これまで困難であった大脳白質神経線維や脳神経の高精度な解析が可能となった.本内容については,国際誌Neuroradiology等にて報告を行なった.また,開発したソフトウェアシステムにより脳表と白質神経走行を同時に表示することが可能となった.本内容については国際会議(RSNA2007)にて報告を行なった. 今後の発展として,取得されたボリュームデータから再構成された大脳白質神経線維や脳神経に対し,SEIにて変形操作等の処理を反映させることにより,脳腫瘍症例や動脈瘤症例における新たな臨床知見を得られることが期待された.
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] 連動表示インタフェースの手術アプローチ検討支援に対する有用性評価-Synchronous Editable Interface (SEI)2008
Author(s)
藤原俊朗, 亀田昌志, 井上敬, 松田浩一, 松村豊, 神原芳行, 西本英明, 別府高明, 荒井啓史, 笹生昌之, 樫村博史, 小笠原邦昭, 小川彰
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Journal Title
日本コンピュータ外科学会論文誌 (in press)
NAID
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Peer Reviewed
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